青チャート

tdhhvwerttgu46776.sp@icloud.com投稿 2017/11/5 16:06

高2 理系 大阪府

東北大学工学部志望

高2です。青チャートの例題を完璧にしたらどのくらいの大学まで対応できますか?

回答

ひこにー投稿 2017/11/8 17:23

東京大学理科一類

青チャートだけでは、しかも例題だけでは、偏差値50以上のいわゆる「しっかりした選抜試験が行われる大学」には対応できないと思います。
青チャートの例題では、原則として「一問につき一つのワザ」が紹介されていますが、こういう問題は入試ではあまり出ません。

例えるなら、「バスケットボールで、色々なパターンのドリブルを反復練習で完璧に習得し、色々なポジションからのシュートも完璧に習得、色々なシチュエーションでのパスも完璧に習得した。さあ地区予選に出たらどのくらい勝てるかな。」という感じ。まあ、多少は勝てるかもしれませんが、すぐに負けそうですよね。
なぜかというと、「次々に移り変わる試合の局面の中で、瞬発的に次に行う動作を決定し、実行に移す能力」を全く育てていないからです。加えて、時間制限や競争相手という、「敵」とも解釈できる存在があり、自分の思うようなパフォーマンスを許してくれません。

ただ、そうは言っても、青チャートの例題が完璧に入っているなら、実戦形式での演習は、必要最低限ですみます。目標としてはとても良いものです。
青チャートなどの標準的な問題集は、数学の力を「0から1に足し算で確実に増やすことができる手段」だと考えてください。しかし、これだけでは、本番で数学の力が10必要として、10回足さなければいけないので労力が大変にかかります。
実戦演習は、あらかじめある数学の力を「掛け算で倍増させることができる手段」です。青チャートで0から1になっていれば、2を何回か掛けるだけで数学の力は大きく伸び、本番で戦えるようになる。しかし、0から1にしておくことを怠れば、0に何を掛けても0のままです。
青チャートだけでは戦えませんが、それは必要不可欠なものです。今は耐え忍んで、基礎を固めていきましょう。

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