難問のひらめき力をつけるためには
ユウキ投稿 2018/11/22 00:32
高2 理系 静岡県
金沢大学志望
難しい問題になるとひらめき力がないと解けない問題もあり自分はなかなかひらめく事が出来ません。どうしたらひらめき力がつくのでしょうか
回答
うま野郎投稿 2018/11/22 13:41
北海道大学理学部
こんにちは。難問を解くとき、括弧でくくるとか、補助線を引くとか、解くきっかけとなる閃きがなかなか思いつかないのですね。
私も数学は大の苦手で、解き方がわからず解法を見たら、なぜそんなこと思いつくんだ、というような解き方をしていて、愕然とすることがよくありました。
こればっかりは、基礎を習った直後に自分の頭でゼロから生み出すのは難しいと思います。多くの人は、初めてみる問題は解けませんが、その解法を学び本質の理解が進み、次に見たとき解けるようになっていくものです。ですから問題にたくさん触れて、その解き方を覚えていくというのが良いのかと思います。
出題する側も、全く新しい問題パターン!なんてものは作ることはできず、大体誰かが作ったことのあるお決まりの出題方法、型があり、後はそこにちょっとアレンジするくらいしかできません。
後はその出題者側の意図を見抜いて、このパターンだけど普通とちょっと違ってこんな工夫がされてるのね!と答えてあげればいいわけです。
いわゆる問題集にはよく出題されるパターンが網羅されてますから、それをまず押さえるのが良い勉強方法かなと思います。パターンを見抜けるようになればあとは工夫に対応です。
個別の工夫があるので見抜くのは結構大変ですが、まず基本形をイメージしてみます。工夫がされているため、そのままだとうまく解けないですが、そこからどう条件をずらせば都合よくなるかなーと考えれば、答えはもうすぐです。
作者側も、これは解けねえだろうガハハ!というのではなく、こんな工夫をしてますから、こーやってやればきれいに解けるでしょ?と、理解を問う問題を作っています。ですから数々の演習で問題の本質を見抜けるようになってきていれば、良い解法が見えてくるはずです。
最後の方はふわふわした回答になってしまいましたが、以上が私の考える回答です。
閃きは急に降ってくるものではなく、関連する訓練をしっかり行なっているからこそ、生まれるものです。
たくさんの問題に触れてパターンを覚えるとともに、出題者の意図を読み取ることを意識してみてください。
このパターンですが、こんな工夫してみてますよ。どうですか?どうやったらきれいに解けるかわかりますか?
という出題者のメッセージが込められています。それにきちんと答えられれば、大変気持ちがいいです。
まるで国語ですが笑
ぜひ問題を通じた対話を成立させる喜びを、わかってもらえればと思います。
少しでも参考になれば幸いです。