英文法の勉強法について、そして英文解釈へ

たいよう投稿 2021/5/7 09:49

高1 理系 岡山県

京都大学理学部志望

現在高二の京大志望です。英語の偏差値は河合模試で40程しかないです。
英文法の勉強をEVERGREENと頻出英文法語法問題1000を使おうと思っているのですが、それぞれどのような使い方をすればいいのでしょうか?
また、その後に英文解釈として西きょうじ先生の基本はここだ、ポレポレそのあとに英文解釈の技術70を使おうと思ってるのですがその後には何をすればいいでしょうか?

回答

ワニ投稿 2021/5/8 22:13

大阪大学工学部

よろしくお願いします。以下、私の考えを述べさせていただきます。参考になるところがあれば吸収してください。
高2ということは、ある程度英文法の授業は終わっているのでしょうか。終わっている前提で一度話を進めさせていただきますね。
まずは英文法です。evergreenですが、これはおそらく問題集としてガンガン周回して使うようなものではなく、どちらかというと、辞書のような役割をするものだと思います。ですから、使い方としてはわからない文法事項があるときに読み込んだり、問題を解いていてあやふやな部分が出てきたときに振り返って確認するという感じになると思います。隅から隅まで目を通すのも悪くないと思いますが、量も多いため効率は良くないと思います。基本的な文法事項が穴だらけ、という状態なのであれば、通して読み込むのもアリかと思いますが、正直効率を考えると読み込むことばかりに時間をかけていてももったいないです。また、眺めているだけでは覚えられないことの方が多いと思います。ですから、問題を解く上で辞書として使うのが効率が良いと思います。
次に、頻出英文法語法問題1000についてです。英文法の力を伸ばすための学習は、こちらの方が主となるかと思います。使い方はとりあえずガンガン問題を解いて、解説を読み込むのが良いかと思います。問題量があるので、これを完璧にできれば英文法はもう大丈夫だと思います。ただ、問題数が多いので全ての問題を何周もしていたら効率が悪いです。そこで、最初は全部解いていって、問題に印をつけることをお勧めします。印の付け方はごじぶんでくふうされるといいですが、完璧でもう見なくてもいい問題には◎、解けたけど不安な問題は○、解けなかったが、解説を読めばわかったものは△、解説もわからないものは×、という感じです。◎のものはもうやらなくていい(ある程度◎が増えたら定期的に復習するのもアリかと思います)ので、他の印の問題を全部◎にできるように繰り返しましょう。そうすればやるたびに一周するのに必要な問題数が減っていくので周回スピードを上げることができます。また、一周通しでやると最初の方にやったものを忘れてしまうようでしたら、定期的に復習が必要です。私は、前日にやった単元を復習してからその日勉強すべき単元をやってました。
正直英文法は難しいものを探せばいくらでもあります。特に難関の私立大学では非常に難易度の高いものが出題される場合があります。しかし、京都大学ではそれほど高難易度の英文法問題は出題されませんので、まずはとても珍しいような問題よりもよく出る単元をしっかり完璧にすることが大事だと思います。

次に英文解釈です。基本はここだは、本当に英文解釈をやる上で基本的なことがまとまっていると思います。量もそれほど多くないので、ぱぱっと終わらせて、しっかりと英文解釈とは何たるかを理解するべきです。英文解釈も結局こなした量に比例して伸びると思いますので、基本はここだで立ち止まらず、他の問題集にガンガントライするべきだと思います。
ポレポレの後に英文解釈の技術70と書かれていますが、これは順番が良くないと思います。難易度としては圧倒的に英文解釈の技術70の方が易しいです。まずこちらに取り組むべきだと思います。ポレポレは英文解釈の技術70よりも単語が難しい上に、注釈もありません。その上、英文解釈の技術70と比べると解説も丁寧ではないように感じます。なので、英文解釈の技術70をまず完璧にしてから、ポレポレに取り組むと良いと思います。70が完璧でも、正直ポレポレは難しいと思いますが、良い本なので、ぜひポレポレも取り組んでみてください。最近、著者の西きょうじさんが、YouTubeでポレポレの解説動画をあげているそうです。よかったら参考にしてみてください。
ポレポレが完璧になれば、かなり英文解釈の力は養われているはずです。その後に取り組む本としておすすめなのは、「英文読解の透視図」「京大入試に学ぶ英語難構文の真髄」ですかね。両方とも解釈の本です。前者はかなり有名な本で、英文解釈の問題が体系的にまとまっているので、総仕上げに良いと思います。単語も注釈があるのでポレポレほど難しくありません。ポレポレと比べると解説がわかりやすい気がします。後者は全ての問題が京大の過去問で構成された解釈の本です。過去問なだけあって、かなり難しい問題も含まれていますが、飛躍的に力を伸ばしてくれると思います。なにより、全部過去問というのがいいです。
それらの後は、とにかく演習量を増やすと良いと思います。やればやるほど解釈の力は伸びます。過去問などを使ってガンガン多読していけば良いと思います。頑張ってください。

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