鎌倉時代の御家人についてです
栗ごはん。投稿 2019/3/9 15:29
高2 文系 宮崎県
鹿児島大学志望
永仁の徳政令をだした理由のひとつに
「貨幣経済に巻き込まれたため」
と書いてあるのですが、
何故、貨幣経済に巻き込まれると御家人達が
困窮していくのですか?
教えてください😭🙇♂️
回答
Takuya投稿 2019/3/9 17:19
北海道大学法学部
初めまして、こんにちは。
貨幣経済が発展すると一番力を付けるのは誰でしょうか?お金のやり取りを生業とする商人が力を付けます。
商人は、設けるときに儲けることができ、その才覚さえあればいつでも裕福になりました。
一方、御家人は年貢の収入がお給料です。これは年によって差があります。さらにこの時代のキーワードで相続が「分割相続」になっていました。先代の一筆の土地が文筆され、小さくなっています。これでは十分な年貢収入が見込めません。さらにタイミングが悪いことに元が攻め込み、私財を投げ打って追い払ったものの幕府から褒美はなし。
御家人は困窮してしまいます。そこでどうするか。
お金が足りないので借り、年貢の収入がたくさんある時に返せばいいと考えます。
誰に借りるかと言うと、商人です。ここで問題なのが、商人は御家人に商売の「学」がないことをいいことに御家人の土地を容赦なく担保に入れたり、法外な金利で貸し付けました。要は、バカな御家人たちをカモにしたわけです。
そんなこんなで、みるみるうちに商人に食い物にされ御家人は困窮してしまいます。
また、前述の通り商人が御家人をカモにしてるわけですから、金銭関係の裁判も多くなります。幕府の仕事が増えるわけです。
そして社会的にも問題になったので、幕府は御家人の保護を目的に借金帳消し令である永仁の徳政令を出したのです。
参考になれば幸いです!