和歌の勉強法

千尋投稿 2017/11/2 04:39

高3 文系 愛知県

名古屋大学教育学部志望

和歌がうまく訳せません。表面的な部分しか訳せず、その和歌の言いたいことが把握できません。二次試験で和歌の出てくる問題の出題が多いので、なんとかうまく訳せるようになりたいです。どうすればいいのでしょうか。

回答

ひこにー投稿 2017/11/2 13:55

東京大学理科一類

和歌には、「表の意味」と「裏の主張」があり、まず「表の意味」の方を正確にとれなければいけません。ここまでは単純に文法知識、語彙力で到達しておきましょう。

本題の「裏の主張」ですが、これは、まずそこまでの本文の文脈を把握しておくことが絶対です。そうすれば、「表の意味」までとれた時、「裏の主張」は何択かに絞られ、「あなたに会いたい」とか「出会いたくなかった」みたいなのに集約されてきます。
そして、比喩ですね。頻出の掛詞はマスターしておいて、目に入った瞬間その可能性を考えられるくらいになりましょう。「松」ってきた瞬間「待つ」や!ってなるように。そしてそのほかの自然の現象や、生き物を和歌に入れた意図を把握していかなければなりません。
この時点で、おそらく「裏の主張」候補は1つか2つまで絞られているはず。まだ絞りきれない場合は、助動詞などで見落としがある場合が多いので今一度怪しいところを確認しておきます。
「裏の主張」が取れれば、あとはそれをわかってますよ〜アピールをしつつ問題に答えるだけです。「表の意味」もとれていることが伝わらなければなりませんが、大抵「(表の意味)のように、あなたと(裏の主張)なら良いのに。」みたいに、表の意味をまず先に持ってきてから、裏の主張を書けばうまくまとまることが多いですね。

古文という科目の本質は、この「裏の主張」を読むところであって、文法単語はできて当然と考えましょう(まあできてない人多すぎなのであくまで理想ですが)。ここができるようになってくると、一気に古文が楽しくなりますよ。千尋さんはもう表面的な訳出はできているようですから、この一歩手前まで辿り着いているということです。頑張ってください!

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