音読って結局どうなのでしょう?

むー投稿 2021/7/11 15:10

undefined 文系 沖縄県

九州大学経済学部志望

現在九州大学経済学部志望の高3です。英語の長文が苦手なので勉強法をネットで調べてみたところ、音読が効果的だという意見がいくつか見られたので興味を持っています。ただ、受験本番では音読は出来ないなどの点から少しこの勉強法に不安を感じています。音読で成績が上がった、または効果が無かったという方がいらっしゃいましたら。その音読の詳しい方法とともに教えて頂きたいです。よろしくお願いします🙇‍♂️

回答

TK投稿 2021/7/11 17:02

京都大学経済学部

音読の効果について
初めまして、受験勉強お疲れ様です。長文の勉強方法としての音読についての質問ということで、自身の経験から答えさせていただきます。質問者さんの質問内容を整理すると大きく3つの内容に分かれると思うので、それを整理させていただきますね。
① 音読は本当に有効な勉強方法なのか。
② 本番では音読を使えないが大丈夫なのか。
③ ①に付随してどのように音読をすればいいのか。
まず、①の結論として、音読は非常に有効な勉強方法だと感じています。ここでは音読の対比として黙読を例に出させてもらいますが、黙読に比べてA.発音・アクセントが自分の耳で聞くことで身につきやすい、B.一度声に出して確認することで、自分の中で内容を咀嚼しやすい、C.どのペースで文章を読むことが出来るのかを把握しやすいなどのメリットがあると考えています。
上から順番に補足させてもらうと、発アクはセンター試験(今は名前が変わっていると思いますが)で対峙することになると思いますし、これが身についていることで、リスニングにもつながります。2つ目は黙読によって、文章をきちんととらえられていると思っていても、一度読んだだけでは内容を把握しきれておらず、何度も読み返すといった非効率を防ぐことが出来ます。声に出すと、内容が入ってこない場合、自分の中で非常に気が付きやすく、そこで一度立ち止まることになり、より理解を深めてから次の文章に行くことが出来ます。最後については高校で1分間に100文字や120文字、150文字読むことを目安に頑張りましょうといわれることがあると思いますが、実力が伴っていない段階で無理にこのペースで読もうとしても全く内容が入ってきません。ただ、音読をすることで内容を把握しつつ読むことが出来る文字数についてある程度の目安を知ることが出来ます。当然、黙読した方がスピードは速いので、あくまで目安ですが。
②について、本番で音読が使えないからといって、勉強方法としての音読の価値が落ちることはありません。上記のようなメリットがあります。ただ、音読を試験に生かす方法がないわけではありません。当然試験中に声を出すと周りに迷惑が掛かってしまうため適切ではないのですが、口パクをする分には全く問題ありません。これは実際に体感してもらわないと理解できないと思いますが、音読を繰り返していると意外と口パクだけでも文章の内容は頭に入ってきます。
③最後に音読の方法論ですが、意識すべき点は発音・アクセントの正確性、文章の理解、読むスピード、できれば文章の構造を意識することが重要ではないかと考えています。これらがなぜ重要かは詳しく説明しなくても大丈夫だとは思うので割愛しますが、具体的な方法論としてはネイティブの発音を聞いてそれをマネする(一文ごとで構いません)、慣れてきたら彼らのスピードに合わせて発音できるようにする。さらに慣れてきたら今読んでいる文が文章全体の中でのどこ(起承転結、或いは具体例か等)にあたるのかなどを意識して読むといいんじゃないかなと思います。
かなり自分の体験から得られたことに沿ってお答えしてしまったので、一般的でない側面があるかとは思いますが、質問者さんの勉強の役に立てば幸いです。

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