高一 理科科目や国語科目やるべき?

Ripss投稿 2023/1/4 22:00

undefined 理系 静岡県

東京大学理学部志望

東大志望です。僕は高一になってから数学と英語しか勉強していません。理由は数学と英語がとても重要だと思ったからです。理系なのですが、化学基礎や物理基礎は全くわからず、高2からでもいいのかなと思ってます。やはり、東大などの難関大学を目指すには高一から全体的にできたほうが良いのでしょうか?それとも数学と英語に焦点を合わせ高1のうちはその二つを極めるべきですか?

回答

さしみポン酢投稿 2023/1/5 21:53

東京大学理科一類

理科基礎レベルはわかっていないとまずいです。最低ラインまでは勉強してください。(下にその基準を個人的な所感ですが書きます)

また、数学と英語は毎日気合を入れ直して連続で何時間もやるのではなく、細々とした勉強時間を、気軽に出来るように生活に組み込んでください。

学校での授業は理解していると考えて良いでしょうか。理科基礎は習ってないところがわからないのは問題ありません。(でもなるべく、学校の進度が遅くとも高2の終わりまでに一周は終わり、応用を始めれるようにした方が良いです。)
具体的なレベルとしては、高2の最後の段階で物理は「名門の森」、化学は「重要問題集」のA問題を演習として普通に解けるレベルにしないと理科は間に合いません。2次試験の問題形式に慣れる時間が必要だからです。
もし高一の最後の時点で、一度学習した部分にも関わらず理科基礎のレベルが出来ていないのであれば、今すぐに勉強を始めないと間に合いません。
そんなに時間を多くかける必要はありませんが、上述のレベルをこなせるくらいには仕上げましょう。

さて、確かに数学と英語は重要です。ではなぜ重要か考えたことはありますか?もし、ご自分の中ではっきりとした答えがあるなら、以下は釈迦に説法となりますから、読まなくて大丈夫です。
なぜ数学と英語が重要と言われるか?これは正しくは、「早いうちにこれらの勉強は習慣化しないと受験に間に合わない。」ということです。これらの教科は、理科や国語に比べて「経験と勘」がかなり重要になります。特に東大は、数学では問題を見て分解し、方針を立てられる経験値が、英語では英文を流し読みして理解でき、誤文を見て瞬時に「違和感」を感じられる程度の経験値がないと、これらの教科が強みになることがありません。
では経験値をどのように稼ぐか?日々の短時間の学習習慣です。毎日10分程度でも長文を読み、英語を聴く。毎日一問数学の難問を解く。こういった習慣をつけることで経験値を稼ぐのです。

でも、高2高3になると、理科や国語の勉強が数学、英語を圧迫し始めます。理科は応用問題の演習に入り、国語はもはや入試演習に入るからです。
そうなる前に、毎日の細々とした時間の数学英語の学習習慣をつけよう、というのが本質的なところです。(ただしこれは僕が個人的に結論づけた論理、主張です。)
そこまで数英を毎日何時間もするような勉強法をしていると、これがいきなり崩れて全部できなくなりかねません。

また、高2高3で理科が応用問題に入れるようにするのはその前提にあるのです。数学と英語が大事だからと言って理科をゼロにしていいわけではありません。
少なくとも、東京大学は全部満遍なく出来ることを求めており、そう言った偏った勉強を行う人を求めていません。
実際、東大の入試の得点戦略で最も有効なのは、各分野、各教科で比較的難易度の低い問題を見極めて満遍なく解くことです。(これを適切に行うためにも、数学や英語では経験と勘が必要になりはします。)

あなたが東京大学に求められているのは「学力」よりも「適切な学習習慣」であると考えてください。
貴方が後輩になる日を楽しみにしていますので、自己分析を怠らずに頑張ってください。応援しております。

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