数学の二次力
Claude投稿 2020/9/6 21:43
高3 理系 北海道
九州大学志望
模試などでは6割ほど取れるのですがいざ過去問を解くと全くと言っていいほど解けません。どうすればできるようになりますか?
回答
けんさん投稿 2020/9/12 16:36
名古屋大学法学部
〇問題文をよく読む
問題が全く解けず、白紙の状態になってしまう理由として、「どこから手をつければいいかわからないから」というものがよく挙げられます。
しかし、問題文には何かしらの手がかりが必ずあります。まずはその手がかりを探すべく、問題文をじっくり何度も読むよう心がけましょう。
模試では6割ほど取れるということですので、数学の内容自体は頭に入っているのだと思います。あとは「どこから手をつけられるか」さえ分かれば、全く解けないという事態は回避できるのではないでしょうか。
〇過去問は解くためだけのツールではない
ここでもうひとつお伝えしたいことがあります。それは、「過去問は、問題集や模試とは性格が全く異なる」ということです。
問題集は自分の実力をつけるため、模試は自分の実力を測るためにあります。これらはいずれも「自分を知るため」にあるものだと考えられそうです。
一方、過去問というのは、大学の過去の試験問題を知るための道具であり、いわば「相手を知るため」にあるものだと言えそうです。もちろん、過去問は自分の実力を成長させる・把握するためにも使えますが、それだけのために過去問を利用するのはあまりにもったいないです。
過去問演習で特に意識すべきなのは、
①出題傾向をつかむこと
②その出題傾向に合わせて対策(これからの勉強計画など)を練ること
の2点です。俗に言う「傾向と対策」が重要だということです。
過去問演習の目的が「相手を知るため」であると捉えるのならば、たとえ現段階で完答できなかろうが、はたまた白紙であろうが、必要以上に憂う必要はありません。それよりも志望大学に合わせた「傾向」を把握し、それにあわせた「対策」を講じることが大切です!
繰り返しになりますが、「傾向と対策」を意識した上で、過去問演習に取り組んでみてください。ご健闘をお祈りしています。