数学の何回も演習した分野でも忘れる

b投稿 2022/9/4 12:05

undefined 文系 兵庫県

サイバー大学IT総合学部志望

文系高2、神大、北大志望です。
進研模試の数学の偏差値は66~60です。
今の数学の学校の進度は微積、ベクトル以外終わってます。
数1の二次関数や数2の図形の分野などの解法を何回も演習したことがあるのに数ヵ月後には解法を忘れてしまいます。
かなり演習したとしても忘れるものなのでしょうか?それとも復習するタイミング(演習してから何週間か間を開けて復習する)が悪いのでしょうか?

回答

RIZ投稿 2022/9/6 06:10

大阪大学経済学部

こんにちは!RIZと申します。
さて、数学で解法を忘れてしまうとのことですが、もちろん人の記憶は特殊能力でもない限り復習しないと忘れてしまいます。なので確かに復習やそのタイミングは重要かもしれないですが、あることを意識すればそれほど復習せずとも長期的に記憶を定着させることが可能です。その「あること」とは、「なぜそうなるのか」を意識するというものです。特に理数系の科目は、その解法に至る原理を理解することがとても重要です。これは記憶定着以外にも、応用力を身につけるために必要です。つまり入試問題のような初見問題を解く上で必要ということです。逆に言えばこれを意識しないと少し捻られた類題でも解けなくなってしまいます。なので、この「なぜ」を考えるというのは非常に重要なことなのですが、実際チャートのような網羅系参考書を取り組むと、意外と意識できていない場合があります。単に、この問題はこうやって解くんだという一対一の暗記になってしまっているというケースです。この場合、意味のない文字列を覚えるように、記憶のとっかかりがないので覚えにくいですし、なにより応用が効かなくなります。そこで重要なのが、どうしてその解法になるのか考えるということです。具体的な方法としては、チャートのような網羅系参考書において、ある問題に対して解答があった時、問題文のどの条件に着目したからその解法が浮かんだのかを説明できるようにすることが重要です。例えばある問題に対する解答に、x +y=A、xy=Bとおくとあれば、なぜそのようにしてるのかを明らかにしましょう。今回であれば問題文に対称式が含まれていると考えられますね。つまり、対称式があるから上記のように置いたと説明できるようにするわけです。他には、x^2+y^2=4を満たすx、yからなる式の最大最小を求める問題において、解答でx=2cosθ、y=2sinθと置いていたら、これは円の方程式を満たすという条件からこのようにおくことがわかります。つまりxとyが別々に動く2変数関数では最大最小が捉えにくいため、xとyが円の方程式を満たす条件から、θを媒介変数として利用することで文字を減らすわけです。以上のように、問題文のどの条件に着目したからその解法を思いつくのかに至るその過程を考えることで、記憶のとっかかりができますし、他の問題で例えば対称式が出てきたらx +y=A、xy=Bと置くと上手くいくかもしれないという発想ができますし、最大最小問題などの関数で考えたい問題で円の方程式を満たす2変数が存在する時、θを媒介変数として文字を減らせるという発想もできます。そのような応用力にも繋がるので、もし実践されていない場合が参考にしてくれたら嬉しいです。ちなみにもし上記で挙げたような例がなぜそのようにするのか理解できない場合は、その部分もしっかり理解することでより記憶に定着するようになります。以上です。もし質問等ありましたらコメント欄でお願いします!

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