明治学院B日程

アリサ投稿 2020/12/8 16:55

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明治学院大学社会学部志望

明治学院B日程(英語、小論文)を受ける事を急遽決めました。
そこでお勧めの小論文の参考書を教えてください

回答

しゃぶや投稿 2020/12/9 22:40

名古屋大学法学部

小論文のオススメの参考書は、『小論文これだけ!』シリーズと『小論文を学ぶ』です。どちらが合っているかはあなた能力や受験戦略によって変わってくるので、それぞれについて説明します。
『小論文これだけ!』シリーズは、書き方や知識をいれる本です。超基礎編とそれぞれの学問の分野の基本的な知識が書いてある○○編があります(受ける学部で学ぶものに近いものを選びましょう)。どちらかというと「付け焼き刃」的で、たとえば数百字読んだり書いたりすることができない人が読んでなんとか文章を完成させるようになる本です。
一方『小論文を学ぶ』は、小論文とはどういうものなのか、近代的思考体系の批評という視点から知るものです。単なる小手先の「テクニック」ではなく、学問的な考え方の基礎を根本の根本から理解して、それを小論文の試験に生かす、という内容です。『小論文これだけ!』に比べたら内容が難しいです。
どちらを使ってどのように勉強するべきかというのは、様々な要因によって変わってきます。全てに共通して、できれば『小論文を学ぶ』が吸収出来ればベストだが、できないなら『小論文これだけ!』だけでなんとか及第点に持っていく、という感じです。
まずはあなたの能力です。『小論文を学ぶ』を読むには、最低でもセンター試験・共通テストの評論文や新書レベルの文章を苦がなくスラスラと読みむことができ、主張部分を掴み取る能力があるかどうかですね。抽象的な文章を理解することができないなら、『小論文これだけ!』が無難でしょう。
次に、小論文の勉強に使える時間です。『小論文を学ぶ』を読んで自分のものにし、練習問題を考えるにはそこそこの時間がかかります。入試が2月にあるとすると、12月中にはものにしたいところですから、1日1,2時間くらい必要かもしれません。
あとは志望校ですね。早慶を第1志望にしているなら小論文のような試験がある慶應義塾はもちろん、早稲田の現代文読解にも役立つので『小論文を学ぶ』が望ましいです。しかし、MARCHくらいのレベルの私大が第1志望なら、もしかしたら『小論文これだけ!』だけで十分かもしれません(ただ、現代文に役立つのは変わらないので、余裕があるなら『小論文を学ぶ』が望ましい)。
以上のように、どんな場合だと実際にあなたがどのような状況なのかによって変わってきます。奥の手として、とりあえず『小論文これだけ!』をとりあえずやってみて、余裕があったら『小論文を学ぶ』を読むというのも無くはないです(ただし、この本の趣旨からしてこれはあまりおすすめできませんが)。参考になったら幸いです。頑張って!

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