逆転合格…

あおい投稿 2022/5/13 01:31

undefined 文系 静岡県

北海道大学教育学部志望

旧帝大に逆転合格したい高3です、
高2から勉強を全くしなくなってしまい、今に至っては定期考査でも赤点ギリギリ、進研模試で偏差値50を出してしまっています。

担任の先生に
(自分のせいですが)私の行きたい大学の合格はほぼ無理みたいなことをいわれてしまいました。

受験勉強何から始めればいいかわかりません…
勉強週間がなさすぎて時間の使い方すらわかりません

教えてください…

回答

たけなわ投稿 2022/5/13 07:57

北海道大学法学部

 志望校表示が北大となっていますので、以下北大について書かせていただきます。

⑴ 入試形式
 北大入試は2つの形式があります。総合入試と学部別入試です。前者は、総合文系クラスとして入学し、2年からどの学部に進むかを自分で選べるコースで、受験科目は国、数、英、社です(当方後者で入学したものですから、数学と社会について、選択なのかどちらもなのかはわかりません。そこはご自身でお調べください)。行きたい学部が決まっていない人や社会科目を得意としてそれを武器に受験したい人などが主に総合入試で受けると思います。対して後者は、文学部なら文学部、法学部なら法学部と入学当初から学部に分けられ、そのまま4年間過ごすことになります。受験科目は国、数、英で、予め行きたい学部が決まっている人や数学を得意としそれを武器に受験する人が主にこちらを選ぶと思います。また、学部にもよると思いますが、一般に後者に対し前者の方が倍率が高いです。これも、どちらの形式を選ぶかの基準要素になっているかもしれません。

⑵ 入試問題(学部別入試)
 国語は毎年4題構成で、大問1と2が評論文(2が小説の年もありますが、だいたい12年くらいに一度だけという希少さです)、3が古文、4が漢文です。いずれも記述問題中心です。制限時間は120分です。
 数学は4題構成で、問題レベルは基礎あるいは標準的です。制限時間は90分とやや厳しめです。
 英語は4題構成で、大問1と2が長文、3が英作文、4が要約文の空欄埋め問題です。旧帝大の割には、問題のレベルはいたって標準的ですが、文量に対して時間設定が90分と厳しめなので、のんびり解いている暇はありません。
 総合入試の問題については私はわかりませんので、もしこちらを希望するならばご自身で赤本などでお調べください。

⑶ 受験勉強
 まず、何らかの手段で赤本を手に入れましょう。そして、実際に時間を計って問題を解いてみて、今の自分の学力とのギャップがどれくらいなのかを知る必要があります。その後は、そのギャップを埋めるためにどういった勉強を今後していくか計画を立てましょう。ざっくりとした目安は、夏までに基礎は終わらせ標準的なレベルに足を踏み入れたいところ、そこから11月くらいまでには標準~応用問題を網羅しておくことです。11月及び12月は共通テストの対策を中心に学習しましょう。共通テストが明けたら、まずなんでもいいので記述問題を解き、ある程度鈍りを払拭しましょう。そしたら過去問に移行し、本番形式の訓練を積みましょう。過去問は秋ごろからやっても別に構いませんが、直近5か年分は直前期に取っておかないと、直前期になってやることがなくなってしまうので、それよりも古い問題を中心にやることをお勧めします。

⑷ 参考書など
(二次で受験した科目のみ。社会は別の方の相談記録などを参照してください。)
1.国語
 現代文は評論中心にやっていいです。心配ならば小説もやって損は無いです(共通テストでは問われるので)。私が使っていたのは『現代文標準問題精講』(旺文社)と『現代文記述問題の解き方 「二つの図式」と「四つの定理」』(河合塾)です。小説については、小説を中心に解説したものはほとんどないと思いますが、一般的な参考書ではない本に『大学受験のための小説読解』(ちくま新書)という本があるので、こちらをよんでみるといいかもしれません。
 古文で使っていたのは『春つぐる 頻出古文単語480』(河合塾)、『古文上達 読解と演習56』(Z会)です。漢文で使っていたのは、『文脈で学ぶ 漢文句形とキーワード』(Z会)です。
 これら以外はすべて学校で配布されたものを使いました。とくに、古典文法の教科書や漢文必携にはお世話になりましたね。

2.数学
 私が使っていたのは、『文系の数学 実戦力向上編』(河合塾)、『数学ⅠAⅡB 上級問題精講』(旺文社)、『総合的研究 記述式答案の書き方』(旺文社)です。正直、北大数学は他の難関大に比べて解きやすいので、基礎問題精講→標準問題精講(→上級問題精講)や文系の数学の重要事項完全習得編→実戦力向上編などといった、シリーズ一貫のルートで十分だと思います。上級問題精講やプラチカまでやる必要は少ないです(私は京大を志望していたのでやってましたが)。

3.英語
 私がとくにお世話になった記憶があるのは、『システム英単語』(駿台)、『Next Stage』(桐原書店)、『英文解釈の技術100』(桐原書店)、『やっておきたい英語長文700』、『合格へ導く英語長文 Rise 読解演習4』(Z会)です。個人的には『速読英単語』(Z会)などが良いと感じますが、ご自身でやる気になったものならばそれでも良いです。やっておきたいシリーズは、解説が非常に丁寧なので重宝しましたね。

⑸ スマホ
 スマホは受験生の大敵ですが、寝る前に電源を切り、どこか取り出すのが面倒な場所に置いて朝を迎えると、朝起きて窓の外なんか数十秒ほど見つめ、外を走る車の音とかを聞くでもしたら、「スマホ…別にいいや」って気分になって離れられるのでおすすめです。

以上、こんなところです。相談者様の状況だと、とにかく時間が足りないので、私みたいに「勉強するということは本来どうあるべきか…」などしょうもないことばかり考えても仕方がありません。今やれるだけのことを精一杯取り組みましょう。長文失礼いたしました。

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