助動詞を文脈で見分ける方法

いとし投稿 2018/1/17 18:33

高1 文系 福島県

横浜市立大学志望

高一で一通り助動詞の授業が終わりましたが、全く理解できていません。品詞分解はほぼほぼ当たってますがなんの品詞なのかわかりません。どのような方法で勉強したらいいかわかりません

回答

hiroki投稿 2018/2/1 20:24

京都大学工学部

古文の助動詞は文脈で考えるものではありません。
まず助動詞を覚えるにあたり必要なことは
助動詞の意味、活用、接続の三つです。
(接続はの語が何形のものにくっつかを指します。)
例を出して考えましょう。

②これやこの行くも帰るも別れては 知るも知らぬもあふ坂の関

まずこの文にでてくる助動詞をすべてまるで囲みます。この文に登場するのは“ぬ“ですね。
では 「ぬ」に関して分析します。
㊀まずは接続(上の語の活用形)を確認します。 上の後は未然形なので 未然形接続の助動詞ですね。
㊁そして下に助詞の「も」が来ているので連体形になるはずです。
㊀㊁から 未然形接続で連体形が「ぬ」になる助動詞です。 そこまで分析できたら 教科書や問題集の付録の助動詞活用表をみて、 適切な助動詞を探しましょう。
すると 否定の助動詞 「ず」であるとわかるはずです。

もう一問
山里は冬ぞさびしさまさりける 人目も草もかれぬと思へば

登場する助動詞は ける ぬ です。
先程と同様に考えていくと、
「ける」は連用形接続の助動詞の連体形で、「ぬ」は未然形接続の終止形です。
助動詞活用表で確認すると 過去の助動詞「けり」と完了の助動詞「ぬ」であるとわかります。

このように まずは本文の助動詞にすべて丸をつけ、 それぞれ上の後の活用を確認し、下の後を見てその助動詞の活用を確認し、さいごに活用表で確認する。 この作業を繰り返しているうちに 少しずつ助動詞を覚えていき、 いずれは活用表なしで特定できるようになります。

KbGmfMfllNZjhwDH
sQguzVUzuEANAxaM
spAcUWEBEoAxXtWxOGY_