勉強の意味

fu-chan投稿 2018/2/7 23:25

高2 文系 愛知県

南山大学外国語、国際教養、総合政策志望

高1です。最近ふと思うことがあります。
なんか言葉で言いにくいのですが…もし英語を完璧にしたとしても、所詮は言語だし、コミュ力がなければ何の為にもならないし、歴史を全部覚えても素晴らしい人間になるわけではない
もちろん今は学びたくてその為に大学への勉強をしてるわけですけど…
勉強ができなくても明るくて社交的な人、リーダー格の人を見てると、結局最後は人間力なのかなって最近思います。
私はこれと言った特技がほんとに1つもないし、人前に立つどころか友達との会話もコミュ力なくて緊張だし、ネガティブで、もし勉強ができるようになってもただできるようになっただけで終わりそうな気がして怖いです。

勉強に対してどう思ってますか?教えてください。

回答

hgout投稿 2018/2/8 03:29

東京大学文科二類

「勉強ができる」という言葉の意味をどうとらえていますか?もし、「高校のテストでいい点が取れる」という意味なら、そんなの何の役にも立ちません。しかし、「知識があって、かつそれを使って考える力を持っている」という意味なら、とても必要な力です。
たとえば、あなたが出している「明るく社交的な人」とはどういう人だと思いますか?私は、どうすれば自分が常に明るくふるまうことができるか、どうすれば人にいい印象を持ってもらうことができるかを、ちゃんと知っている人だと思います。そして、これらのことを知るためには、「知識ががあること」「知識を使って考える力を持っていること」の2つが必要なんです。勉強が苦手でもこれができてしまう人はいわば社交的になる天才なんですが、他の人は勉強をしながらちょっとずつ身に着けていくんですね。
たとえば、人にいい印象を持ってもらうには、普通その人の趣味に話を合わせられると強いですよね。そのとき、サッカーしか知らなかったらサッカーでしか話が合わないけど、好きな本の話とか歴史の話とか、たくさん勉強をしていたらたくさん話を合わせられる要素が増えるんですよね。学校で習わない、例えば音楽の話であっても、学校でちょっと音楽の有名な人を覚えていたすると少しでも話が合います。また、より親しくなりたい人と話を合わせるために音楽関連の本を読むと思うんですが、その内容を覚えたり読解したりする能力があると強いんですね。
こんな風に、勉強は直接的だけでなく、間接的(勉強をすることによって身につく読解力や暗記力)にも、とても役に立つんです。だから、社交性やリーダー性の才能がないなら、勉強によって身に着けることがいいんですね。
上で「知識ががあること」「知識を使って考える力を持っていること」と書きました。どちらも、勉強から間接的に身につく力です。だけど、この世の中の多くは人と接する世界で、勉強の知識・経験だけでなく人と接する知識・経験がないとだめです。だから、勉強だけでなく、友達と遊んだり、大人の人と話したり、子供と接したりすることも大切なんです。この人間力のほうが直接的に働きそうだから誤解してしまうんですが、勉強も人間力の根幹としては大切なんですよ。
結論は、人を魅了する才能がないなら、「勉強をすること」と「人と接すること」の両方を、バランスよくやることが世を生き抜いていくコツだということです。ちょっと難しい話でしたね。
私は、勉強が楽しくて勉強をしています。将来は大学教授になりたいです。そういう意味で勉強するのももちろんとてもいいことだと思いますということを一言だけ。

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