問題を解いていても定着している気がしない

とき投稿 2022/1/27 19:21

undefined 理系 神奈川県

岩手大学農学部志望

来春から高校三年生になる理系の者です。
現在セミナー生物を繰り返しできるようになるまでやっているのですが、問題の答えは覚えてきても、その単語の意味をしっかり理解できてるのかと聞かれると自信がありません。
このまま答えを暗記していくスタイルでいいのでしょうか。

回答

こんぺいとう投稿 2022/1/28 11:24

一橋大学法学部

先に結論から申し上げますと、「答えを暗記していくスタイル」には限界があり、レベルの高い模試や入試本番を見据えたとき、学習スタイルの改善が必要となります。

もっとも、答えを暗記するスタイルは、小テストや定期テストにおいては有効であることは確かです。与えられた問題に対し、瞬発的に答えを出す練習には確かになります。
しかしながら、ご自身がお気づきのように、そのような「勉強」もとい「作業」を繰り返したところで、「知識」の定着とは言えないと思います。“Ah7guh4uwiu”という意味のない文字列を覚えるのとなんら変わりませんからね。すぐ忘れてしまうでしょう。
んなこと言われなくてもわかってるわ!という声が聞こえてきそうな月並みな表現ではありますが、理解を伴う暗記でないと、それは「知識」として定着しないのです。

では、「理解を伴う」ためにはどうしたら良いのか。ここでは私が現役時代にやっていた勉強法をいくつかご紹介したいと思います。
①まず暗記
結局暗記なんかい!と思ったかもしれませんが、勉強の第一ステップとしては、あなたが今やっていることは間違いなどではなく、大正解なのです。はじめの一歩として、とにかく用語や解法、問題形式などを頭に叩き込むことは必要です。
何度も何度も問題を解いて(全く同じ問題を何度か解いて完璧になったら類題にチャレンジ)、記憶を確固たるものにしましょう。
覚えること覚えてなきゃ勉強は始まりませんもんね。

②解説をフル活用する
大抵の模範解答には問題の答えと一緒に解説が載っているものです。問題を答え合わせする際は、(1)自分の答えが正解かどうか(2)間違えた問題について、なぜ間違えたのか(3)正答の問題についても自分は正しい考え方をできていたのかどうかを検討してみる必要があります。その際(2)及び(3)の段階で必要となってくるのが、解説の読み込みです。解き終わったら即答え合わせで、終わったら次!と焦ってしまう気持ちもわかりますが、一旦落ち着いて、休みがてら解説をしっかりと読み込むことが大事です。

③自分の口で説明してみる
相手は友達でも、家族でも、ぬいぐるみでも、鏡の中の自分でも、イマジナリーフレンドでも、なんでも構いません。自分が個別指導塾の講師にでもなったつもりでその分野を説明する練習をしてみましょう。人に説明ができるようになった時、あなたにはその分野について十分な「知識」が備わっていることでしょう。

以上、拙文につきお力になれたかどうか自信はございませんが、高校時代の後半で、ようやくやり始め、「もっと早くやっておけばよかった…」と私が心から後悔している勉強法についてご紹介いたしました。

ご活躍をお祈りいたします。
こんぺいとう

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