今年の奈良県立医科大学の倍率

yuu投稿 2022/7/9 11:04

高1 文系 大阪府

奈良県立医科大学医学部志望

昨日のニュース、とても驚きました。

首相が搬送され、懸命で的確な治療をされた奈良県立医科大学はすごいと感動したと同時に、今年また医学部の倍率が上がるのでは、と少なからず不安が生じてしまいました。

もちろんこのような素晴らしい先生方がいらっしゃる大学に進学したいという思いが強まったのですが、そこがすごく心配です。医学科、看護科ともに今年は受験者数増えますかね…?

回答

たけなわ投稿 2022/7/9 21:45

北海道大学法学部

 私も愕然とし、昨日は安倍元首相の安否が確定するまではとても授業どころじゃなかったです。本当に残念でなりません。

 本題です。奈良県立医科大の今年の倍率についてですが、現段階では何も分かりません。確かに、今回の事件で今まで以上に世間の目を向けられ、あなたのように素晴らしい先生方に惹かれて奈良県立医科大を志す受験生が増える可能性は十分あります。しかし、逆に今回の事件の影響で、身の安全の確保という観点から、奈良県立医科大あるいはその近辺の大学に進学することを躊躇する受験生が増え、倍率が下がるという可能性だって考えられます。小学生の時から、不審者情報が入ってはその近辺には決して一人で行くなという注意を受けてきました。まだ事件の全貌が見えておらず、危険が残っている可能性が0でない以上、そのような受験生あるいは受験生を心配なさる親御さんが増えてもおかしくないことです(1日も早く事件の全貌が明るみにされ、そうはならなくて欲しい限りですが)。さらには、両者の可能性が相殺されることにより、前年あるいは例年と倍率があまり変わらない可能性だって考えられますよね。いずれの結末になってもおかしくないでしょう。

 何が言いたいかというと、理由の付け方次第で、AからZまでどんな結論にもそれなりに妥当性を与えられるということです。現代文で「逆説」って習いませんでした? 一見矛盾しているようでも、真意をよくよく考えてみると辻褄が合っているっていう、あれと同じですよ。つまり、それだけ聞かせればどんなにバカバカしくて現状と乖離していると言われる結論も、理由づけによっていくらでも辻褄の合う論理展開を組んで相手に納得の余地を与えることができるということです。上で書いたように、倍率の変動の仕方は如何様にもなり得ます。上がる確率も下がる確率も留まる確率も、いずれも1/3です。なので、今受験のために意識すべきは、確証の持てない一面的な憶測などに囚われず、冷静になって自分のやるべきことを確認し、それをやることです。

 衝撃的なニュースで、動揺してしまうのは仕方のないことです(私もかなり動揺しています)。ですが、そんな時こそ、今やるべきことを見極め、冷静になりましょう。この事件に関して、私たち一般市民には、警察その他の捜査機関による事件の全貌の解明と、裁判所その他の司法機関による容疑者の処遇を信じて待つこと、それから安倍元首相が長期にわたって日本の先頭に立ってくれたことへの感謝と、彼の冥福をお祈りすることくらいしかできません。とにかく今は、目の前の目標に向けて歩を進めることを考えましょう。

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