東大英語の大門別対策

てー投稿 2022/3/20 10:50

高1 理系 北海道

東京大学工学部志望

公立の高校に通っている新高3生です。先日東大同日模試の結果が返ってきました。英語だけCラインに届かず、大門別で点数にかなりばらつきがありました。そこで質問なのですが、1Aの要約と和文英訳の対策はどのようなことをするべきでしょうか?(両方0点だった)是非回答よろしくお願いします!

回答

kasya投稿 2022/3/25 14:40

東京大学文科二類

てーさんこんにちは。私は東大英語は得意な方だったので、1Aの要約と2Bの和文英訳についてアドバイスしたいと思います。一応の信用性の担保として、私は一年間浪人したのですが、昨年度の二次試験の英語は91点でした。(今年度はまだ開示が届いておらず分かりません。)

①1A(要約)について
まず当たり前のことですが、要約問題では論旨の大まかな流れを把握することが最も重要です。逆に言えば、要約する文章を読むときに、一文一文にとらわれすぎたり、単なる和訳を解答に盛り込んでみたりしても点数は伸びにくいです。
なので、最初に文章の流れを掴む練習をしてください。
具体的には、
•読解時の制限時間を長めに設定して、最初から最後まで焦らず丁寧に読み、出来るだけその1回のみで大まかな内容を把握するように心掛ける。

•解答作成時には、読んだ内容を思い出したり、必要なら少し文章を参照したりしながら、解答の要素になりそうなものを頭の中に挙げ、その要素に優先度をつける(筆者の最終的な結論など、重要度の高い要素から順に考えることがポイントです。)

慣れてきたら制限時間を徐々に短めに設定していきましょう。(私は本番は10分ほどに設定し、上記とほぼ同じ手順で解きました。)

•復習時には、段落ごとに10文字ほどの簡素な要約をメモして、改めて文全体の展開をおさらいし、自分の解答と模範解答との要素の間に過不足が無いかを確認する。過不足がある場合は、どうしてその要素に過不足が出てしまったかを考えて次に活かす。
という流れです。

正直、要約は慣れの部分が大きいので、赤本の27か年などを利用して演習を積む事が大事です。

②2B(和文英訳について)
和文英訳で最も重要なのは、問題文の日本語をいかに自分の訳しやすい日本語に解釈するかという事です。
特に東大の和文英訳は、一見するとどう訳していいかわからない日本語が出て来ることが多いです。なので、過去問演習などで自分が自信を持って書ける出来るだけ簡単な英語に持ち込んで訳す練習を積み、出来れば信頼できる先生に添削をしてもらってください。

自分が自信を持って書ける英語というのは、自制や品詞などの文法事項や、単語の使い方に間違いが無いだろうと思えるような文章です。

なので、そのような表現のストックを増やす作業も重要になります。和文英訳には典型的な表現がいくつか存在するので、それら確実に押さえておく事で、より問題の日本語を訳しやすい形で解釈する事が容易になります。

私は『英作文が面白いほど書ける本』という参考書を何周も繰り返して、典型的な表現を自信を持って書けるようになるまで反復しました。この参考書は和文英訳の典型表現がたくさん載っており、解説も充実しているのでおすすめです。

あとは、模試や過去問などでの演習を通して自分の間違えやすい文法事項を確認したり、表現の幅を広げたりしていけば十分合格点に届くと思います。

以上が要約と和文英訳のアドバイスになります。何か参考になれば幸いです。頑張ってください!

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