チャート式問題集について

Kabocha投稿 2023/8/23 08:58

高3 理系 奈良県

大阪大学理学部志望

私は今高3なのですが、数ⅠAは黄チャート、数ⅡBは青チャートを使っています。けれど、苦手な単元だけを中心にやるといった感じで全ての問題は解けていません。しかし、周りの友達は1周2周しているという人も多く、焦っています。チャートはやっぱり1周はすべきですか?

回答

ゆーた03投稿 2023/8/23 22:40

東京大学理科一類

率直に言うと、チャートの使い方は大きく分けて2種類あります。全ての問題を解いて何周もする方法と、辞書のように苦手な分野だけを解く方法です。正直に言うと、前者の勉強方法は効率が悪いです。チャートはとにかく問題数が多いので、全部やろうとすると他の教科の勉強がおろそかになってしまいます。受験まで残り約半年なので数学だけを勉強するというのはあまりおすすめできません。ですから、苦手な単元だけを中心に演習をするのは間違っていないと思いますよ。

さて、チャートの悪いところを1つ紹介します。それは、解いてる問題の単元がわかってしまい、試験本番で必要な実戦力がつかないことです。例えば、ベクトルの単元のページに載っている図形問題はベクトルを使って解きますよね。もし実際その問題が試験に出てきたときに、自分はベクトルを使おうとするのだろうかと考えてみてください。ベクトルがそもそも思いつかなかったり、全く違う単元の範囲の解き方で解いてしまうかもしれません。という風に、問題の解き方がある程度固定されてしまうというデメリットがあります。もちろん、特定の苦手な分野の演習をしたいというときは、ぜひチャートを活用してほしいのですが、試験本番における実戦力を身に付けたいということであれば、チャートではなく、例えば他大学の入試問題や模試の過去問等を活用するといいと思います。

チャートは厳選された良問がたくさん詰まった良い問題集なので上手に活用して、これからも勉強頑張ってください。他の教科もおろそかにならないように頑張ってください。応援しています。

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