青チャートの次の参考書ルート

藍玉投稿 2024/3/17 07:37

高2 理系 埼玉県

東京工業大学物質理工学院志望

春から3年の東工大志望です。
現在青チャートで基礎固めをしているのですが、次の参考書を迷っています。
先輩からハイレベル数学の完全攻略を譲っていただけそうなので青チャートの基本例題で基礎固めをしたあと始めようと思っているのですが、これの他にやった方がいい参考書があるか、このまま過去問を始めるべきか等教えていただきたいです。
夏まで部活があるので効率的に進められる方法を知りたいです。よろしくお願いします🙇

回答

Titania投稿 2024/3/23 03:03

東京工業大学物質理工学院

今年,東工大の物質理工に合格したものです。

1.数学について

私が使っていた数学の参考書は,
・フォーカスゴールド
・微積分基礎の極意
・ハイレベル数学の完全攻略(以下,ハイ完)
・プラチカ(文系IAIIB+理系III)
・上級問題精講(IAIIB+III)
です。

参考書ルートは,青チャートで基礎固め→ハイ完+プラチカ(平行してやるorハイ完→プラチカ)
→上級問題精講→過去問演習   
時期の目安は,4月のうちに基礎固めを終え,夏休みが終わるまでにハイ完+プラチカを仕上げたい。
微積分基礎の極意は無くてもよいです。
時間がなければ,上級問題精講(特にIAIIB)は飛ばしても構わないが,できれば上級問題精講IIIの600番台はやっておきたいですね。

やるうえでの注意ですが,ハイ完は問題へのアプローチを学べる参考書です。
したがって,問題を解いて終わるのではなく,アプローチ及びフォローアップを隅々まで読み込み,自分に落とし込んでください。そうでないとこの参考書の効果は半減します。
一方,プラチカは問題数をこなす用の参考書だと思ってもらったらいいです。

過去問は20カ年を10月あたりから始めたら十分です。おおよそですが,10-12月中旬までで2010年まで,共通テスト後に2011年~という感じでいいかと。問題の傾向を掴むために,今のうちに数年分やるのもありでしょう。
以下のURLに東工大数学が1956年から掲載されているので良ければ利用してみてください。(ただし,古いものは傾向が異なるため注意。古くても2000年以降のものが良いと思う)
http://kubojie.net/titech.html

(時間に余裕があれば)
以下のサイトにある問題のうち,頻出分野や自分の弱いと感じる分野をやってみてください。気分転換にもなるかも。
https://mathclinic314.com/
https://www.mathematics-monster.jp/
+東大数学の過去問も類題が出てたりするので,できればやりたい。

さて,東工大数学の頻出分野ですが,
整数,微分,積分,数列,極限,確率あたりです。
この中で重点を置くべきはやはり微積分でしょう。演習を積めば確実に点数が上がります。
次点で整数,複素数あたりをやりたい。東工大で頻出かつ苦手な人が多い分野なので,得意であれば差を付けられます。プラチカ,上級問題精講にある問題を解き切れば十二分に実力が付くでしょう。
ただし,2024年のように微積分がほぼ出ないという年もあるため他の分野もまんべんなくやるべきです。

2.勉強法について

効率的な進め方についてですが,
・数学は朝にやる
・眠い時は無理せずに10分程度の仮眠をとる
・スマホをグダグダ触らない
・家でやらず自習室や図書館でやる
ぐらいでしょうか。効率的に進めるには勉強法というより,やる時間帯,環境,生活習慣等が重要であるように感じます。
家でやるとどうしても誘惑が多くなるのでやめておいたほうが良いです。それと自習中,スマホの電源を切るor家に置いていく。

・部活終了前
部活の隙間時間を利用するなどして時間を捻出しましょう。

・部活終了後
部活が終わり次第,一日12時間以上は勉強時間を確保したいです。
時間が足りないのであれば学校を休むのも一つの手。私は二学期以降,週に1~2回休んでました。

・共通テストについて
東工大は配点が0とはいえ,共通テスト利用,後期出願を考えると少しは対策するべきです。
具体的には,3週間前ぐらいからでよいでしょう。ただし,二次力が鈍らないように1日1題は数IIIの問題を解くようにしていました。

・共通テスト後
ここからはひたすら過去問をやってきましょう。
1日でやるのはきついので,
1日目:数学+英語
2日目:理科
余った時間で復習+過去問以外の教材の復習
といった感じでやると良いと思います。

それと,私が直前期にやって一番実力が付いたと感じたのは以下のものです。
https://drive.google.com/file/d/1irPQ5G2pMNqkdBQhnJQPxaeP9m5B5iZo/view
(製作者さんのtwitter:https://twitter.com/issiki_kyoto)
過去問を解き終わって余裕があればやることをおすすめします。

こんなところでしょうか。これから一年間,めちゃくちゃきついです。ただ,
私はやって楽しかったです。応援しています。頑張ってください!!!

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