青チャート

きん投稿 2023/6/3 21:07

高2 文系 大阪府

大阪大学法学部志望

現在高二文系です。
今から青チャート数1a2bを始めても遅くないしでしょうか
偏差値は河合模試で55あたりです

回答

とら投稿 2023/6/10 21:54

北海道大学理学部

こんにちは。文系ではないため恐縮ですが、回答させていただきます。
結論から申し上げますと、遅くないですし、取り組み方によってはライバルに大きく差をつけることが可能であると思われます。

まず、大阪大学法学部に関する受験情報を確認しておきましょう。
きん様がどのような入試形態で受験するのかは分かりませんが、大阪大学法学部に関する情報を調べたところ、最も募集人員の多い入試形態は一般前期選抜であり、共通テストの得点が450点(圧縮)、個別試験の得点は450点となっているようです。
それらの合計得点900点に対して数学は250点と、英語、国語同様かなり占める割合が大きいです。
過去5年の合格最低点を調べたところ法学科は660点、国際公共政策学科は670点を最低目標の目安に受験計画を立てると良いと思われます。
数学を得意にしてそこで得点を稼ぐという戦略は十分にありだと考えられます。

次に、受験数学のステップを確認しましょう。
受験数学は大まかに分けて次の三つのステップがあります。
一つ目は、基礎知識の導入
二つ目は、基本演習
三つ目は、過去問演習です
きん様は河合模試で偏差値が55辺りであるということを考えると、一つ目のステップと二つ目のステップを重点的に行う必要があるでしょう。河合模試に関して言えば、これらのステップを着実に踏むことで偏差値65以上は安定してとることができます。(私は理系でしたが、実際にそうでした)
大阪大学文系数学の問題レベルは標準的なものであるという印象を受けました。したがって教材として「青チャート」で“適切に“演習を行えば、過去問演習へスムーズに入ることができ、入試本番でも十分に得点できる実力が身につくと思われます。
きん様の教材選びは適切だと思います。

問題はやり方です。私は数学が得意であるという自認はないですが、それでも河合模試で170/200点(偏差値70)、共通テストでも9割とある程度標準的な難易度の数学で得点できていました。その私のやり方を紹介させていただきます。
青チャートは基本的な知識の確認をする部分、例題、練習問題、エクササイズ、巻末演習から構成されています。私はこの中で特に例題を重点的に行なっていました。
やり方は以下の通りです。

例題のうち🧭〜🧭🧭🧭までの問題をしっかり解けるようにします.
1.模範解答を隠しながら例題をまず解いてみる
2.正解したらその例題には小さく丸をつける、不正解であれば例題に小さくバツをつける.
3.どちらの場合でも問題の急所はどこにあったのか、自分の解答で足りない部分はどこであるのかを模範解答を読み込んで明確にする.必要があれば教科書や基礎知識の確認の部分に立ち返ってしっかりと模範解答を理解する.
これでとりあえず3周します.
4周以降は丸が三つついている問題は飛ばし、全ての問題に丸が三つつくまで繰り返します.

このやり方は例題のうち🧭〜🧭🧭🧭に絞っていることで問題一つあたりにかかる思考時間が比較的少なく、問題数も削減できるため思ったより短時間で周回できます.
このレベル帯の問題は基礎的であるからこそ息をするように解ける必要があり、またそれができる人は文系数学で大きなアドバンテージを取ることができるため、一見遠回りなように思えて実は最も効果的であると考えています.
正直このステップが終了次第過去問に触れるのが良いと思います.おすすめは「世界一やさしい阪大の文系数学」という本です.阪大の文系数学の傾向を知ることができますし、何より解説が素晴らしいと思います.複数の問題群に対して対処できる力をつけることができる教材ですので是非是非.

大阪大学法学部の攻略に向けて数学の攻略はライバルに差をつけるためにも重要であるように思います。ぜひ、頑張ってください。

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