明治大学世界史ルート

絶対合格マン投稿 2023/9/26 08:22

高3 文系 埼玉県

明治大学商学部志望

英国世で明治法政志望の高3です。
河合模試で英語、国語は偏差値60乗っていますが、世界史が1番苦手で偏差値45程度です。
使っている参考書は「茂木誠の世界史」、「東進一問一答」、「時代と流れで覚える世界史B用語」、「世界史基礎問題精巧」です。
とにかく暗記が苦手なのでこの膨大な量を覚え切るためのルート、やり方、コツなど教えていただきたいです。

回答

うみう投稿 2023/9/27 00:34

京都大学法学部

世界史暗記のコツはいくつかありますが、一つは「大きな流れの枠組み」の連続の中に細かな事項があると捉えることだと思います。
例えば、ナポレオン戦争から第一次世界大戦までのヨーロッパの歴史(よく長い19世紀と評されます)を捉える際に、時系列順に覚えるのも重要ですが、まずは大きな文脈を捉えてあげることが重要です。具体的には、①「ウィーン体制下の勢力均衡による安定」→②「3月革命、クリミア戦争による均衡の崩壊」→③「ドイツの統一とビスマルクによる同盟網による安定」→④「ビスマルク後のドイツの拡張と英国との対立」→⑤「第一次世界大戦」のような枠組みを作った上で、それぞれの項目の重要事項(大体は「誰が」「何をしたか」)及び「→」の部分で何が起こったか、を埋めていくと良いです。①→②が起こった理由はなんと言ってもナポレオン戦争がヨーロッパ中に「輸出」した「国民性」の意識であり、すなわちナショナリズムの高揚が絶対王政と(多民族の)帝国を脅かしたことです。
具体例ばかり書いていてもしょうがないので具体的な勉強方法に移ると、おそらく「時代と流れで覚える世界史B用語」→「一問一答」の順でこの二つをやりこめば十分ではあると思います。前者の教材は自分も見たことがありますが非常にうまくまとまっているので、この教材を利用して暗記を進めると同時に、大きな流れと歴史事項の意味づけをするために、上記具体例のような枠組みと重要事項を別のノートなどに記すなどして、知識の整理をすることが有効だと思われます。
そしてある程度の流れと意味解釈ができたらあとはその枠組みの中に知識を埋めていくだけです。一問一答を使いましょう。東進の一問一答は十分な量の語句が収録されていて、完璧にこなせば(知識量だけで見ると)どこの大学でも行けます。
イメージとしては「タンスの引き出し」が枠組みで「中に入った衣類」が詳細な用語だと思ってください。まずはタンスを組み立てて、タンスの引き出しにラベリングしてその後に中身を入れるといったような流れです。

「標準問題精巧」に関してはそこそこのレベルがあるのである程度自身のある単元からやっていけばいいと思います。必ずしも無理してやらずとも、インプット重視でやっていけば模試などを活用すれば当面はアウトプットの機会は十分だと思われます。冬になってきたらこの問題集を本格的に使えばいいと思いますよ。

茂木先生の本は「時代と流れで覚える世界史B用語」をする際に一読して理解する程度で良いと思います。この本は何度も読み返してもいいですが、それよりは「時代と流れで覚える世界史B用語」や「一問一答」を中心にやっていくべきだと思います。

追記ですが、山川の世界史B用語も手元にあると便利かもしれません。

以上です。ざっと書きましたが、何かしらの参考になれば幸いです。

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