塾でとるべき科目

投稿 2022/5/14 11:24

undefined 文系 愛知県

名古屋大学教育学部志望

名古屋大学文学部志望の者です。
この前の全統共通テスト模試で散々な結果だったので親と相談してなんとか河合塾マナビスという塾に通えることになりました。
しかし家庭の事情で予算が年間25万以内に収まるように通わないと行けないので科目を絞らなければなりません。
私自身も勉強において一番大事なのは自学自習であり講座を取りまくることではない そもそも塾で出来ることは参考書でも出来るという考えなのでそこに異論はなく 自習室の利用をメインに活用することを考えています。
1度塾へ相談に行ったのですが 予算が限られるなら苦手な数学をとるべきだと言われました。
二次で他に使う国英社はそこそこ得意で自力でもやっていけそうですが、国英は特に配点がでかいので特に英語はやっておきたいとも思います。
一応今のプランは数学だけ夏までとって夏以降にそのときの実力を補填する形で英(国も?)の講座を追加するつもりでいます。
しかし数学だけでも12万するので数学で取れる講座はせいぜい1講座 (30コマ) 名大だと最低でもレベル4まで必要なのですが今の数学のレベルは2~3の間です。レベル3を取るべきなのでしょうが、レベル3 は東洋~MARCH下位レベルで現在授業でそれらのレベルの過去問を集めた問題集に取り組んでいます。また自分でも基礎問題精講に取り組んでいるので大差ないならわざわざ塾で取らなくても…とも考えています。

1、レベル3をとってレベル4以上は問題集
2、レベル4をとってレベル3までは問題集
3、レベル2~レベル4相当まで網羅する共通テスト講座をとる
3、数学はとらず(自学自習)に英国のレベル5(旧帝レベル)をとる

の4択で考えているのですがアドバイス頂けたら幸いです。

回答

たけなわ投稿 2022/5/14 12:03

北海道大学法学部

 以下、私の意見です。参考にはしても、鵜呑みにはしないでください。

 結論としては、選択肢2を選びます。根拠は以下の通りです。

①まず、名大数学は他と比べて特殊です。3題構成で90分という余裕ある時間設定がなされていますが、それすなわち一つ一つの問題の難易度がそれだけ高いということです。加えて、数学は答えや途中式の整合性に加えて、記述部分における日本語の使い方によっても採点者に伝わる意味が大きく異なるので、減点材料となる要素が多いです。なので、ただでさえ全統共通テスト模試レベルでも数学が苦手な人が、参考書を使った独学で名大レベルまで持っていくというのはかなりハードです。

②それに対して、英語や国語は、文章が正しく読めれば自然得点につながることの多い科目です。加えて、どこの大学の問題でもだいたいは同じような形式の問題が出され、あまり奇を衒った問題は出されにくいです。なので、単語帳や文法帳その他必要な参考書等を正しいやり方でやり込めば、ほとんど誰でも一定レベル以上の成長を期待できます。

③文系は数学の良し悪しで合否に大きく影響します。なぜなら、英国はできて当たり前というと語弊がありますが、とにかく英国は多くの文系受験生にとっては攻めではなく守りの科目です。それが難関大レベルとなると、守りのレベルも当然高くなります。すると、いくら英国で攻めようと思っても、周りのレベルが高くてあまり差がつかないということが起こります。したがって、残された数学で攻められるかどうかが、ライバルとの差がつくかどうかを左右するのです。

④①,②,③より、予算が限られていて、かつ数学が苦手であるという現状がある以上、取るべき講座は数学です。

⑤しかし、上記の通り、名大数学は特殊ですから、いくら基礎の内容ばかりやっても仕方ありません。数学の学力を向上させるに重要なのは、基礎と応用の「往復」であり、入試レベルの応用問題を解くことによってこそはじめて基礎の定着が進むと私は思います。なので、基礎問題精講に取り組んでいるのに、それと同レベルの講座をわざわざ取るというのは極めて勿体ないです。それよりも、自力では身につけにくい発展的な思考を学ぶためにもう1,2段階上の講座を取って、一方では基礎問題精講を使って基礎を固め、一方では応用問題の講座を受講し、その往復を繰り返した方が断然良いです。

⑥したがって、レベル3の講座より、レベル4の講座を取るほうが望ましいと考えます。

X1KQ3X8BTqPwDZPuv1oZ
mBLd8WqR2pOVKp8vWtIyDjP2qA03
hlKFwIABTqPwDZPumXkG