勉強の質ってなに?

しらぶ投稿 2021/1/24 07:10

高1 理系 広島県

九州大学共創学部志望

タイトルの通り質って何ですか?教えてください🙇‍♀️

回答

mofmof投稿 2021/1/26 15:46

東北大学経済学部

こんにちは、初めまして!!
mofmofと言います!よろしくお願いします!

とても素晴らしい疑問だと思います!
実際、僕も含めて、受験期に関わる人たちは「勉強の質をあげろ!」というようなことを何度も聞いてきたと思いますが、ほんとのところ勉強の質ってなんなんだよと思うと思います笑

では、早速勉強の質について、僕が思うことを述べていきたいと思いますが、ついでに、よく「勉強の質」と一緒に話される「勉強の効率」にも触れながら書いていこうと思います。

まず、そもそも「質」とはなんぞやということからです。

辞書で調べてみると、

①生れつき。天性。「天成の―」
②内容。中味。価値。「―が落ちる」「量より―」
③(quality)物がそれとして存在するあり方。性質。↔量。
㋐対象を他の対象と区別する特色となっているもの。非感覚的な面をも含む。「どのような」という問いに対する事物のあり方。
㋑論理学では、命題の肯定・否定をいう。

というように出てきました。

この中で勉強の質と関係がありそうなものは②かと思われますので、

「勉強の質」の”質”とは、「内容。中味。価値。」という意味だということになります。

また、「効率」についても調べてみると、

こう‐りつ【効率】
①機械によってなされた有用な仕事の量と機械に供給された全エネルギーとの比。「熱―」
②一般に、仕事の能率。「―がよい」

こうりつ‐てき【効率的】
効率のよいこと。手間ひまを無駄なく使うこと。「時間を―に使う」

というように出てきて、勉強に関係するのは②だと思うので、

「勉強の効率」の”効率”とは、「一般に、仕事の能率。」ということになります。

「効率的」の意味からしても、「効率」と「質」の中には「時間」の存在は切っても切り離せないものであることは自明です。

「効率的」という言葉を例にとって考えてみると、例えば、工場の生産ラインで「効率がよい」というのは、「同じ時間の中でも多くの部品を生産することができた」というようなことを表すと思います。

これを勉強で考えてみると、「同じ時間の中で普通と比べて多くのタスクをこなすことができた」というふうに考えられます。

また、「質の良い勉強」というのを日常生活の会話レベルに落とし込むと、「勉強が捗った(はかどった)」ことを指すことであると解釈できます。

勉強が捗るというのは、同じ時間の中でも、多くの進捗を生み出せたということなので、つまり、

勉強の効率と勉強の質は同義であると捉えていいということがわかります。

さらに、工場では多くの製品を生み出すだけで結果となりますが、受験勉強では、

こなしたタスク・進捗・テキストが、「合格」に結びつかなければ結果が伴うとは言いません。

そのため、この、「合格」という目線も追加して考える必要があります。

「合格」というのは、言い換えれば「入試本番で合格点を取ること」ですので、

点数に考えを持っていくことができます。

ここまでの話をまとめると、「勉強の質」と「勉強の効率」は同じ意味であり、それらが良いというのは「一定の時間の中で、より、点数に結びつく勉強ができているか」ということになります。

ここまででもだいぶ話が進みましたが、さらにさらに、「点数に結びつく勉強とはなんなのか」ということも考えていかなければいけません。

僕が思う中で、点数に結びつくために考えなければいけない要素としては、

①本番にそれが出るのか
②出た時に自分は書けるのか(記述)・選べるのか(マーク)・話せるのか(面接等)

のふたつだと思います。

①については、当たり前のことですが、入試科目に数学がないのに、数学をひたすら勉強しても点数にはつながらないというのは理解できると思います。

もちろん、皆さんは自分の受験科目を徹底的に勉強していくと思いますが、

その科目の中でも、「その大学の入試で」出やすい分野とそうでない分野があると思います。

(もしかしたらさらに、その分野の中でも出やすい問題パターンなどもあるかもしれません。)

なので、志望校が明確に決まっている人は志望校の傾向をしっかりと把握して勉強を進めていくことが勉強の質を上げる=合格するために重要となります。

ここで、自分の志望校にはでない分野が会った時に、じゃあ全くやらなくてもいいのかと思うかもしれませんが、

絶対でないかどうかは僕にも受験生にもわからないことです。

なので、あくまでも「優先順位は低い」という解釈でいるべきかと思います。

また、②についてですが、

どんだけ勉強しても、本番の試験で答えられなければ全く意味がありません。

そのため、日頃の勉強を、常に「本番でのアウトプット」を意識しながら行うことが必要です。

具体的には、アウトプットの練習をするために、

数学の問題を、声に出してひとに説明するようにやってみるなどが考えられます。

また、インプットばかりではなく、問題演習をたくさんすることも大事です。

(もちろんインプットをしなければアウトプットはできないからね!!)

最後に、全体をまとめると、

勉強の質とは、「点数に結びつく勉強ができているか」ということであり、「本番に出る問題」を「本番で答えられるように」勉強すること。

と結論づけることができました!

長々と書いてしまいましたが、ぜひ、頑張ってください!!!

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