偏差値を上げるには

ゆき投稿 2024/3/12 06:28

高1 理系 長野県

北海道大学獣医学部志望

高校1年生の者です。
私は北海道大学の獣医学部を志望しているのですが、自分の進路について親と相談した際に「高2の秋までに学校のテストと河合塾の全統模試で偏差値60をとることができたら獣医を目指しても良い」という約束をしました。
そこでお願いがあるのですが、私に
・学校のテスト、模試で偏差値60をとるためにやるべきこと
・そのために必要な参考書
を教えていただけないでしょうか。
長くなってしまい申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。
(自分が通っている学校の偏差値は63で、前回のテストでは320人中66位、偏差値55でした。参考程度に書かせていただきます。)

回答

ゆき投稿 2024/3/15 02:06

北海道大学法学部

 親御さんに見せるべきは、結果よりもまずあなたの誠意だと思いますよ。「本気でそこに行きたい」という気持ちがあることをあなたが示してくれれば、親御さんも、「じゃあそこで勝負してごらん」と安心してあなたを見送ることができるからです。本当に誠意があれば、いずれ結果はおのずとついてくるでしょう。そのためには、何よりもまず自分が主体となってやらなきゃダメです。何でもかんでも人に聞いたら教えてくれるという甘えた姿勢では、親御さんは、それをあなたの誠意としては受け取ってくれないと思います。そのような誠意をもって取り組めばこそ、「自分でこれだけ調べて、考えて、やってみて、それでもこれだけはどうすべきなのかどうしてもわからないんです」とか「それでもこの点だけはなかなかどうしても納得できないんです」とかいうような質問になるでしょう。そして、そういった質問であればこそ、その内容は必然的に具体的なものになるはずです。したがって、あなたが一番に見直すべきは、あなた自身の心だと思います。具体的な勉強のあれこれは、その次です。

 さて、前回のテストで偏差値55だったそうですね。目標の60まであと5です。この5という差はどうして生まれたのですか? 自分の得点が平均点と同じであれば偏差値は50です。これをボトムラインとすれば、点数が上がれば上がるほど偏差値は高くなります。つまり、前回のテストで偏差値55だったということは、とりもなおさず、そのテストでは差の5の分だけ余計に失点してしまっているということでしょう。いったいどこで失点してしまっているのですか? その失点の中で、普段ならできたはずの問題で間違えているとか、計算ミスやスペルミスなどのケアレスミスで減点されているとか、そういうもったいない失点要素はありませんか? あるいは、後で解きなおしたら普通に解けた問題などはありませんか? もしあるのであれば、それらは本来のあなたの実力ならば得点になっているはずの要素です。それらがなくなるだけで、前回のテストではどれほど失点を抑えられたことでしょう。このように、ひとまずは自分を見つめなおしてみることをお勧めします。失点を得点に変えたいなら、そもそも点が取れていない部分がどこなのかを知らなければ始まらないでしょう。これまでの学校のテストや模試を通じて、まずは自分を知らなければ成長は望めません。

 それから、参考書もそうです。これまでに多くの受験生から評判を得ているものはたしかにあります。しかし、それが本当にあなたに適している保証はどこにもありません。実績はたしかに重要なファクターですが、それよりも、あなた自身がなるべくストレスを感じずに勉強に励めるかどうかということの方が大切です。そして、それはあなたにしかわかりません。実際に本屋などに行って手に取り、中身を試し読みするなどして確かめた感触で選ぶのをお勧めします。私は実際にそのようにして参考書や自習用の問題集を選んでいました。仮にそれが世間的な評価の高いものでなくても、あなたがあなた自身のことを考えて選んだのであれば、その選択はすべて正解です。だから大丈夫。そこは第一に、ご自身がご自身を信じてあげなければ、あなたの味方がいなくなってしまいますからね。まぁだからといって、評判の良いものを選ぶのが悪だと言っているわけではありません。自分の感触で選んだ結果、それでいいということになったのであれば、それはそれで何も問題はありません。先程のように、いくら見て考えても迷うとかいうことがあれば、改めて誰かに頼れば良いですよ。

 いずれにせよ、大事なのは主体性です。仮にここで嘘を教えた場合、主体性のない人はそれに盲従して破滅の道を行くことになってしまうでしょう。それでいいわけがないですよね。ご自分の人生、ご自分の受験です。そうであれば、他人に振り回されてそれを終えるなんて惨めだし、何より味気ないじゃないですか。自分を導くことができるのは自分だけです。あなたを一番よく知っているのはあなたです。そのあなた自身があなたの最大の味方でないなら、そのあなた自身があなたを守らなければ、いったい誰が代わりにそれをしてくれるのですか? すべての人間が日々、自分自身を守ることで精一杯なのです。だからあなたも、そういう心持ちで日々に臨みましょう。

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