漸化式のおぼえかた

kei投稿 2020/9/6 17:59

高2 理系 静岡県

静岡県立大学志望

漸化式が長すぎて、どう覚えてとけばいいのか分かりません。。できたらおしえてください

回答

31投稿 2020/9/6 20:31

京都大学農学部

はじめまして!

漸化式の公式が覚えられないということでしょうか?
そういうこととして説明していきます。

数列の公式はもちろん覚えられるに超したことは無いですが、私は受験生の時はいちいちその場で作っていました。例えば、初項a 公差dの数列があったら、
1項目 a
2項目 a+d×1
3項目 a+d×2
となるので、n項目(一般項)はa+d×(n-1)になると言った感じです。大切なのは使う時はaやdを実際の数字で考えることです。試験中に「この場合aは何とかでdは何とかで…」とわざわざ置き換える一手間を置いてしまうと、混乱の元となります。
上は等差数列ですが、私は等比数列でも同じように一般項の公式はその都度1から考えていました。最初は面倒で大変かと思いますが、慣れてくるとすぐできるようになります。演習を積みましょう!
恐らく問題になってくるのが和の公式だと思います。和の公式は覚えにくくて、 問題によって細かいところが変わってきます(特にnの扱いが厄介)。なので、公式を覚えてどう当てはめるかを考えるより、1から考え作った方がいいです。これ以上ここで実際の求める過程を書くのはは省きますが、どの教科書にも必ず記載されているはずなのでそれでチェックしてください。
あと、はじめに覚えなくても行けるとは言いましたが、実際に問題を解いていると何となく覚えてくるものです。なので試験中はその場で実際に作ったものと問題演習を通して何となく覚えているものを比べてみると二重チェックできます。

これは少し余談になりますが、数列は公式を覚えれば行けるといった話をする人が多いです。確かに上のように公式の成り立ちをしっかり理解していればそうですが、意味もわからずただ字面を丸暗記していても問題は解けません。解けた気になっていても間違ってしまうこともあります(問題なのは間違っていることに気づかない、なんで間違ったか分からないこと)。特にレベルが上がってくるとそうで、公式のゴリ押しでは何も出来ない問題が多くなります。むしろそうしないと脳死で解けてしまうので、そうなるのはある意味必然的だと思います。
そこで力を発揮するのが、しっかりと公式を理解している人です。公式をその場で作る訓練ができていれば、字面に騙されたり何をすればいいのか分からないということは起こらないです。だからそういう意味で教科書をしっかり読み込むことは大切だと思っています。
何が言いたいかと言うと、今は公式が全然覚えられなくて不安かもしれませんが、むしろそれは将来的にいいことだと思います。公式が簡単に覚えられて練習問題があっさり解けることで苦手意識がなくなってしまい、難しい問題に出会って何が何だかわからなくなり強烈な苦手意識が芽生えるよりも、上述したように慣れれば武器にできる可能性が十分にあります。私も受験生の時数列はかなり得意でした。どのレベル(一次、二次、冠模試いずれも)の問題でも全く解けないということはほとんどなかったです。なのでポテンシャルのあるのびしろを見つけられたと思って頑張ってください!

今年はコロナのせいで大変な思いをしていると思いますが、負けないでください。条件は皆一緒です。
もし分からないこと、もっと個別で聞きたいことがあったら、気軽く質問してください。答えられる範囲で解答します。

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