マーク模試

まっつー投稿 2019/6/11 18:17

高3 理系 滋賀県

京都大学志望

マーク模試の国語の解き方の工夫、点数の上げ方が全然わからないです。どうしたらよいでしょうか?

回答

こうしん投稿 2019/6/12 11:00

京都大学理学部

こんにちは!
こうしんと申します!

まずは基本的な現代文の勉強法を書いておきます。その次にこれをどうセンター試験に適応するのか説明しますね!

現代文の勉強法

現代文を解く解き方は、大きく分けて、内容で解く方法と、表現で解く方法があります。

内容で解く方法
現代文の内容を理解して解く方法で、現在のところ大多数派の考え方です。駿台では、関東を中心に広まっています。
現代文には多くの場合、対比を用いて説明していると言う特徴があります。その対比を見つけて理解すれば、問題の本質がその部分を突いているので、解答ができるという考え方です。
この方法は、考え方が自然でとっつきやすく勉強しやすい、また多くの問題に一つの考え方で対処できるという利点がありますが、一方で対比を見つけるのが難しい(先天的な国語力が大きく左右する)、解答を自力で組み上げる力がいるという欠点があります。
良くも悪くも得意な人向けな印象ですね。

表現で解く方法
現代文に散らばっている表現技法を理解して、重要な部分を素早く見つけようとする考え方です。駿台では関西中心に広まっています。
現代文を書く筆者さんは、読者になにかを伝えたいと言う思いで執筆しています。そのため、読者に自分の主張である重要部分を示す必要があります。その部分を強調しているのが、表現技法です。そのため、こちらが表現技法を理解して現代文を読めば、必ず重要部分がわかり、その部分を問いている問題にも対応できるという考え方です。
この方法は、表現技法を勉強するのと、それを見つけるやり方に慣れる必要があります。そのため、勉強に関しては少し難しいという欠点はありますが、一度習得すれば間違いなく現代文で高得点を取れます。僕はこちらの方法で勉強したのですが、国語が劇的に上がりました!個人的にはオススメです。

・オススメ参考書

いずれの考え方も著名な先生がいらっしゃり、その先生の参考書を買って勉強するといいと思います!
内容で解く…駿台 霜先生
表現で解く…駿台 中野先生

・現代文をとくコツ(表現重視)

まず現代文の読み方ですが、即効性のある注意点として、「言い換え」「主張表明」「重要視」「問題提示」「断定」「対比」「譲歩」のある表現に注意してください!
例えば、
「言い換え」なら、つまり、言い換えれば、要するに、まとめると、という言葉をチェックです。
「主張表明」なら、〜と思う、〜と考える、〜と言える、〜ではないだろうか、という言葉をチェックです。
「重要視」なら、〜が重要だ、大事だ、大切だ、必要だ、という言葉をチェックです。
「問題提示」なら、〜だろうか?という問いと、答えはーである、という答えをセットにしてチェックです。
「断定」なら、〜だ、〜である、の言葉にチェックです。
「対比」は、日本語文の場合明示されることが少ないです。なので、文章中の内容を大まかで読み取り対比を探しましょう!
「譲歩」は譲歩→否定→主張の順で話が展開します。この主張部分チェックです。
チェックした文章が、筆者の主張を表しています。これらの主張が解答の根拠になってくるので、その内容に十分気をつけてください。(必ずしも理解する必要はありません)

次に、解答です。解答は大きく二つに分類されます!「何故か」と「どういうことを言っているのか」です。

前者は、「SがVするのは何故か」という形で問われるので、「Sは、Mだから、Vする」と考えて、Mの部分を探します。このMは主張である場合が多いです。何故なら、問題作成者が受験生に問いたいのは「筆者の主張は正しく読み取れているかどうか」ですから。また、Mの部分は主語がSであることが多く、少なくともSと関係する場所にあります。ここまでくれば、ほぼ絞り込まれているので、あとは探した主張を日本語に注意してMにぶち込んでやれば「SはMだから」という解答が完成します。

後者は、もっと単純で「SがVだ、というのはどういうことを言っているのか」という形で問われるので、SとVを本文中のチェックした部分から、より具体的な言い換え表現をチェックした部分から取ってくればオッケーです。

以上が解答の大まかな構成で、加えて追加要素を入れていきます。注意する点は、「指示語、代名詞」と「主語」と「比喩」です。これらを、本文中の具体的な内容に変換していきます。
こうして解答が完成します。必ずしも理解する必要はないと言ったのは、解答は代入作業で済んでしまうからです。なんとなく理解していれば大丈夫です。

以上のことを踏まえてセンター試験現代文を見ると、非常に上の勉強法に合った内容を問いていることが分かります。
というのは、選択肢がチェックした内容があるかどうか、間違ってはいないかどうかで答えが決まっているわけです!
つまり、記述問題を解く過程でポイントになっているところが、センター試験では選択肢を絞るポイントになるのです!

では基礎は上に述べた通りなので、次はセンター試験で通用する簡単なコツを。
これは簡単なことなのですが、各問題が解ける範囲が特定できるというものです。
具体的には、問題とそれに対応する傍線部があれば、次の問題の傍線部までの範囲が、その問題が解ける範囲です。
例えば、問い1で傍線部Aを聞いてきたとします。問い2はもちろん傍線部Bを問います。この時問い1を解くためには、傍線部Bまでの文章を読めば問い1は絶対に解ける、というものです。

これはセンター試験現代文に代々受け継がれてきた風習のようなものですね。だから、途中途中で解くことができるのでオススメです!

この基礎+コツを使えば、点数上がります!演習してぜひ身につけてください!

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