やっていることがあっているかわからない

shh投稿 2024/3/17 05:35

高1 文系 兵庫県

京都大学経済学部志望

自分は、中学生レベルの英語力は身についていると感じているのですが、高校生レベルの英文法が身についている実感がありません。
英検を取得したこともありますが英単語の勉強だけで取れてしまったので悩んでいます。

回答

reo投稿 2024/3/20 02:33

東北大学文学部

気持ちは非常に分かります。
英語と数学は中学からの積み重ねが非常に重要ですが、数学は単元が設けられているものの、英語は常に継続していますからね。

正直共通テストレベルまでであれば、単語と基本的な英文法が習得出来ていれば、8~9割が狙えます。速読力や論理的思考力も必要ですがね。

しかし、二次試験はそうはいきません。
質問者さんが言うところの、高校生レベルの英文法が必要です。
私なりに言い換えれば、論理的な読解・構文から読み解く力が必要です。

(以下長くなりますが、私が回答した他の回答と重複する部分があります)

ある英単語を英単語帳で見て、その単語が名詞か形容詞か副詞か動詞かその他の品詞か⋯
これらを判断するのは感覚でも大丈夫です。
ただし、その単語が文中に現れたときに話は変わってきます。その単語1つがどの単語を修飾し、どの様な働きを持ち、どのような文の構造を取っているのか⋯
これらが理解出来ないだけで、1文1文でどのフレーズが話題の中心になっているかを「論理的に」よみとることが出来なくなってしまいます。

単語に限った話ではありません。
副詞句、従属節、前置詞句…

節や句という大きなまとまりになっても単語と似たような状況が発生するのは、恐らく質問者さんは既に理解していることかと思います。
これを正しく理解出来ていないと (単語よりもスケールが大きいので、より)文章を論理的に読むことができなくなってしまいます。基礎となる文法が理解出来ていないと、倒置法や例外的な文法は絶対に正しく理解出来ません。

ここで言っている「論理的」という言葉が意味するのは、一つ一つの言葉がその位置に存在している理由を根拠を持って説明することで、今の質問者さんが不安を抱いている点かもしれません。

The development of a new digital marketing strategy is on the agenda for this afternoon’s meeting.
(新しいデジタルマーケティングの戦略の立案が、今日の午後の会議の議題に上がっている)

上記の文章は、
・第1文型SVの構造 長い主語(主部)とbe動詞の構造/be動詞は名詞を補語(C、S=Cの構造が完成する)に取れば第2文型、そうで無ければ(存在自体を表すbe動詞の働きであれ
ば)第1文型であるため
・仮に、development 以外の選択肢(例えば、develop、develops、developed、developing等)があったとしても、冠詞(the/a/an)の直後に入りうるのは名詞が第1候補のため、それ以外の選択肢や似た意味を持つ名詞以外の品詞が入る可能性は非常に低い。(動名
詞が入る可能性が高くなるのは、それを修飾する副詞が存在する場合動詞が名詞化する動名詞であれば、修飾の際に形容詞では無く副詞をとるから)
・of以下が名詞”development”を詳しい内容を補う、修飾部分の終了の見分け方は動詞の直前である
・on the agenda(議題にあがる)、for this afternoon’s meeting(今日の午後の会議)は前置詞句としてまとめられる。Be動詞は自動詞と同じく、(補語は取るが)目的語は不要である。

等々、1つの文だけでも軽くここまで説明が可能です。
なぜthisを用いるのか?afternoonに’sがつく理由は? 等々、まだまだ語れる部分は残っています。私は、英文学科に所属しているわけでもありませんし、英語に特別詳しい分けでも得意だった分けでもありません。

これらを意識するためには、「英語の構文150」「長文問題精講」等のテキストが有効です。

また、長文読解をした際も、徹底的な読み返しが必要です。

英語の長文テキストの勉強方法ですが、
①普通に長文を解く
②丸付けの前に、分からなかった単語を緑マーカー、読み取れなかった構文や文法に黄色マーカーを引く
③丸付け、単語(緑マーカー)の意味調べ
④完全に理解している文構造や構文を除き、各文章の構文(第1〜5文型のどれに当てはあるか)や文構造(主部・述部・修飾部・副詞や形容詞の働き、主節と従属節、大切ではない前置詞句など)を理解する。必要であれば、シャーペン等でメモを加える。
⑤先に日本語訳を大体覚えて理解する
⑥自分のマーカーとメモを活用して、読みながら「正しい日本語訳」が導き出せることが出来るか、再度読み返す。
⑦音読をして、「目で読む」スピードで「自然と日本語訳が導出出来るか」を確認する。
⑧⑦ができるようになるまで、徹底的に音読や読み返しをする(私は平均8回程度読み返ししていました。)

ここまで復習し尽くして始めて「解いた」と言えます。

以上、質問者さんが解決するべき課題点とその解決方法をアドバイスさせていただきました。参考になれば幸いです。

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