英語文法問題

りーな投稿 2024/6/1 04:26

高3 理系 東京都

東北大学医学部志望

英語の文法についてです。
私は英語の誤文訂正、並べ替えといった文法問題が絶望的にできません。これらは私立医学部ではよく出題されるので何とかしなくてはなりません。
なんとか克服したいのですが、スクランブルという参考書で勉強しても全然身に付いてる気がしないし、点数も全く延びません。おそらくやり方が悪いのだと思います。
現在、スクランブルと解体英熟語と解体英語構文を持っています。どのように勉強すれば文法問題ができるようになるのか先輩方のアドバイス、勉強方法が聞きたいです。

回答

紺染投稿 2024/6/4 06:47

北海道大学教育学部

こんにちは!英語の文法問題は、確かに難しいところですよね。例えば誤文訂正問題は、試験で一度読んでみても「どこが誤りなのだろう」と混乱してしまうような問題が作られているように感じます。ここでは「文法問題で、誤った英文はどのように指摘できるか」と問いを立てて考えていこうと思います。

まず、文法問題は「基礎文法」と「語彙」の大きく2つに分けることができます。前者は、いわゆる5文型や冠詞の使い方など、英語を使っていくうえで欠かせないルールを問うものです。そして後者は、例えばlook forward to doing(to doとしない)のような、特定の表現に関連したルールを問うものです。

基礎文法の問題については、文法書を用いた確認がもちろん有効ですが、特に英語の資格対策の本が役に立つと私は考えています。その理由として、資格の試験では時間が限られていることが多く、対策書には素早く誤文指摘ができるように出題パターンが列挙されているという点が挙げられます。その出題パターンのうち多くは大学入学試験でも活用できると思いますので、書店等で調べてみると良いでしょう。そして出題パターンを理解すれば、例えば重複表現や使うべき関係詞の間違いなどが一見して指摘できるようになるはずです。また二次試験を見据えた場合、同様の理由から「赤本」なども志望校の出題傾向を分析している書籍ですので、おすすめです。

語彙の問題については、単語帳を用いたり多くの英語と触れ合ったりして、それぞれの言葉ごとの正しい表現を知ることが大切です。英語勉強に、よく洋楽・洋画鑑賞が勧められることがありますが、これは台本や歌詞に書き下ろされた様々な正しい表現を、リズムやシーンに合わせて覚えやすいからという理由があると思います。音楽に限らずとも、何か趣味に合うものの英語を取り入れるなどして、対応できる言葉のレパートリーを増やすことで語彙の問題はわかるようになると思います。(ちなみに、正しい表現には文法的な表現に加えて慣用表現もあります。つまり稀に基礎文法で説明できない表現がありますが、これも語彙として覚えてしまいましょう。また、音楽では試験では使うことのできない短縮形(例えば、bein’round=being around)がある場合があるので、余裕があれば気にしてみると良いかもしれません。)

このように、文法問題で誤った英文を指摘するためには、基礎文法と語彙をそれぞれ強化していくことで、文章の誤りに気づくことができるようになることが重要であると私は考えます。誤文訂正問題だけでなく並び替え問題も、最も違和感のない文章を組み立てる問題です。すなわち、これだけできれば充分!な学習の流れをまとめると以下の通りです。
1. 文法問題の出題パターンを知る。英語とたくさん触れ、正しい表現を知る。
2. 誤りを含む英語に違和感を感じるようになる。
3. 文法問題で、誤りを指摘できるようになる。
もし私の解釈違いがあったり追加の質問があったりすれば、遠慮なく聞いてください。Thanks for your attention!

3SGySeDdtZcS8eD53Vr5uztCY4A2
cuc0dnb9hgUhjI6NQuCGZeEkrX13
2e5gslcmNYD09nGxdJmD