英語を英語のまま理解する 脳内音読

投稿 2022/6/24 22:35

undefined 文系 愛知県

名古屋大学教育学部志望

最近スランプで 今まで忘れることのなかった簡単な英単語(complicatedなど)も分からなくなってしまったので 基礎の復習を徹底しているのですが、イマイチ速読力や精読力が向上しません。
現在の課題はほとんどの英語を日本語を媒介してでしか理解できないことと脳内音読をしてしまっていることなのですが どのように勉強したらこのようなクセが改善されるのでしょうか。
(英語→脳内音読→日本語と変換して長文を読んでいます)

このような課題を解決するために
シス単、速読英単語(多読用)、ターゲット英熟語の黒字を含めた全ての単語の反応速度を上げる
全ての教材において 音読 リスニングを行う
同じ教材を使い倒す
基礎英文解釈100をやる
スラッシュリーディングで前から文を読むことを心がける
などのことを夏に向けて行っていこうかと考えているのですが、アドバイスいただけると幸いです。

(目標→共通テストリーディング9割 名古屋大学文系2次の英語7割
現在→共通テストリーディング7.5~8割弱 読むスピードは80分ギリギリ、全ての文が理解出来る状態ではない)

回答

とも投稿 2022/6/25 00:38

北海道大学法学部

自分も同じことで悩んでました。
結論からいうと、英語をそのまま理解することを諦めました。これには理由があります。

①受験英語は点数を取ることが最大の目的だから
②一年足らずで身につく(少なくとも自分の頭では)代物ではないことに気付いたから

あなたの現在の成績を拝見するに、
全統で60↑
共テで7.5〜8割弱
ということで、当時の自分とかなり近いので、これから書くことも参考になる部分が多いのではないでしょうか。

まず、単語力、熟語力は絶対です。ここは気合でやるしかないところではありますが、英語力を語る上で最も重要な柱になってきます。ですが、あなたの成績を見る限りここはあまり心配していません。言わずともやってくれるでしょう。次に英文解釈についてですが、基礎英文解釈の技術100をやるというのは名案です。私は途中で挫折してしまいましたがあの教材をしっかりやり込めば読解速度、精度双方が向上することは明らかです。是非やっていただきたいですね。CDを活用しながらあれを何周も何周もすれば文構造把握にかなりの効果が期待できそうです。

と、ここまでが純粋な英語力を鍛える最低限の下準備です。ここからは受験英語のハナシです。まず、我々の目的は英語の試験で高得点を取ること。それ以上のことは名古屋大学入学後に存分に身につけて下さい。あなたはパラグラフリーディングをご存知ですか?私は受験直前期、河合塾マナビスというところで英文読解の映像授業を取っていました。あなたと同じ悩みに直面したからです。その頃には全統で英語偏差値70を超えるようになっていましたが、それでも共通テストリーディングの時間はギリギリで、80点代をウロウロしてました。そこで出会ったのがこのパラグラフリーディングです。当時の僕は目から鱗でした。実際僕は本番の共通テストリーディングで93点とりました。

その内容をここで説明するのは記憶も曖昧ですし難しいです。あなたには是非ご自身でパラグラフリーディングを身につけて欲しいなと思います。実際に河合塾マナビスの講座を取るのでもいいですが、その講座の先生(島田先生)は「パラグラフリーディングのストラテジー」という本を出版されており授業の中でも繰り返し紹介されてました。内容も授業内容と殆ど同じうえ、もっと詳しく書いてあるとのこと。

気になると思うので記憶を辿って要旨だけ書きます。

試験で使われる英文というのは頭のいい優秀な人すなわち「賢こ」が書いています。全ての段落(パラグラフ)、そしてその順序には意味があり、一つのパラグラフには一つのテーマ(筆者が言いたいこと)が隠れています。つまり、そのテーマを探しながら読むことが最優先なのであり、それ以外の部分の読解にかける時間は無駄なのです。テーマを見つけたらそのパラグラフの横に一言二言で自分がわかるようにメモしてください。後から戻りたくなった時に一瞬で場所がわかる付箋の役割を果たしてくれます。では、どこにテーマは隠れているのでしょう?分かりやすいものだと、逆接の接続詞の後ろです。逆接が来たら、その後ろには筆者が言いたいテーマが必ず、本当に必ず続きます。以下に例を挙げます。

例)花子さんってほんと可愛いよねー、でもさ、・・・

・・・には何が続きますか?恐らくマイナスイメージのものがあなたの頭に浮かびましたね?性格が悪いとか、金遣いが荒いとか。この人が言いたいのは花子さんが可愛いということでしょうか?違いますよね。その後ろの内容ですよね。もし、この前の部分が複雑な構造の時、ここにかける時間って無駄だと思いませんか?逆に後ろの構造が複雑なとき、前の内容がプラスイメージであることから、後ろは自ずとマイナスイメージだと予測がつきますよね。こうやって細かいところで少しずつ少しずつ時間を短縮するんです。脳と時間のリソースを無駄なところに使わないのがパラグラフリーディングの極意なんです。

長くなって申し訳ありません。ですが、冒頭に僕が諦めたと書いた理由がわかっていただけましたでしょうか。何も全てを読解する必要はないのです。必要なところだけ読めれば、あとは有象無象なんです。これを理解すると共通テストリーディングの長文がどれほどしょうもないかがよくわかります。あんなもの全部読んでたらキリがありませんよ。

あなたは既に一定の英語力を持っています。成績を見ればそれは一目瞭然です。後はその力を適切に無駄なく使う訓練を積むだけです。頑張れ!

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