世界一分かりやすい阪大理系数学の使用について

かずまっち投稿 2021/8/31 08:11

undefined 理系 兵庫県

大阪大学工学部志望

夏にチャートで基礎固めをしたⅠAⅡBからまずはしていこうと思っています。そこでどのように使用するのが良いのか参考にしたいので教えていただきたいです。
よろしくお願いします🙇‍♂️

回答

ワニ投稿 2021/9/2 08:31

大阪大学工学部

こんにちは。以下私の考えを述べさせていただきます。参考になるところがあれば吸収してください。
世界一わかりやすい阪大理系数学は基本的に全問題過去問なので、過去問演習として使用すると良いと思います。一問一問実際に出題された過去問なので、気合を入れて解きましょう。時間なども測ると緊張感が出て集中できると思います。
この本が一番輝くのは、解き終わった後解答解説を読む時だと思います。私は、この本の著者の考え方は数学を解く上でとても大切なものだと思っています。自分よりはるかに賢い先生が、この問題を解けときにどのような思考を辿ってその解法を選択するのか、どういった理由でそのようなアプローチをするのか、と言った解答を実際に作成するまでの流れを完璧に理解し、自分の中に落とし込んで再現できるようにすることが大切です。問題にもよりますが、方針さえしっかり立てることができれば、あとは計算するだけのような問題も多いです。したがって、問題に出会った時、どこから手をつけるのかといったところ(実験の仕方だったり、類題から推測したり)ということを学ぶことが大切だと思います。
ちなみに、阪大理系の数学の試験は、数Ⅲの割合が比較的多いです。全問題に数Ⅲが関係していた年もあるほどです。特に、積分や、回転体の体積などはよく出ると思いますから、なるべく1A2Bを早く終わらせて、数Ⅲに力を入れるのが良いかもしれません。1A2Bの勉強ということでしたら、同じ著者の世界一わかりやすい京大の理系数学という本もおすすめです。阪大のものより前に書かれた本で、構成は同じですが、問題が全問京大の問題になっています。京大はどちらかと言うと1A2Bの割合が大きいですから、役に立つかもしれません。私は両方使用しましたが、京大の問題の方が、著者が伝えたい問題へのアプローチの仕方がしっかり学べるような気がしました。時間の都合もあるでしょから、別に阪大の方だけでも十分だとは思いますが。
基本的には過去問と同じように使えば良いと思いますが、解説が非常に詳しいですので、よく読み込むと良いと思います。解けなかった問題は、自分の考え方と、著者の考え方のどこが違ったのか比較して著者の考え方を吸収するようにすれば良いと思います。とても良い本だと思いますし、このほんの著者のお陰で私もかなり数学が伸びたと思っていますし、解くのも面白くなりました。時間をかけて何度も取り組むに値する本だと思いますので、是非頑張ってください。

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