現代文の勉強法

ゆみ投稿 2024/4/1 06:57

高3 文系 東京都

慶應義塾大学法学部志望

今年高3の早慶法学部志望です。今までなんとなく現代文の文章を読んでいましたが、巷で言われている感覚で読むのではなく現代文の正しい読み方を学んだほうがいいと思い、映像授業の塾で講座を取っています。
自分なりに思った正しい読み方が合っているのか知りたいのと、もし合っていたら問題演習をたくさん行いたいと考えています。
その講座から自分なりに思った正しい読み方は、
・言葉の言い換えや同じ語を違う言葉で説明しているのを見抜いて文章の意味をとっていく
・接続詞で対比を明確にする
・接続詞などで、重要な箇所(筆者の主張、最初の問いの答え)を見抜く
・小説は、周りの情景描写などから気持ちの変化がわかる箇所が多い
この4つのことを意識して印をつけながら読み、問題集などで問題演習を重ねれば大丈夫でしょうか?それとももう少し塾の講座を取ってそのテキストをやり込むほうがいいですか?(河合1月記述模試で偏差値60ほどです。)

回答

しずく投稿 2024/4/1 10:19

京都大学法学部

ゆみさん初めまして!
現代文の読解法についてですね。
現代文ってなかなか点数を取りにくいし、いったいどう勉強したら点数が上がるのか難しい教科ですよね。
私が思うに、現代文はある程度解き方を学び(ゆみさんの場合は映像授業で学んだようですね)、あとはそれを念頭に置きつつ問題演習するのみだろうと思います。
ゆみさんの思う、「正しい読み方」は合っていると思います。ただ、それだけでは文の構造を取りきれないこともあると思うので、私が受験生の時意識していた読み方のポイントをいくつか補足しておきます。

・評論 具体と抽象をおさえる
これはどういうことかというと、例と、それを用いて筆者が言いたかったことを押さえる、ということです。分かりやすく言うと
「〇〇とは〜である。例えばーー。このように〇〇とは…である。」という文章があるとすると、「例えば」以降の文は筆者の言いたいことを補足する例にすぎず、重要なのはその前または後ろ、もしくは前後両方に現れている抽象的な文なのです。それさえ押さえれば、例の部分はさらーっと読み飛ばす程度でも特に支障はないのです。だって重要なのは抽象的な文の方ですから。

・強調表現に注目
「〜こそ」「〜が重要だ」といった強調表現は意外と重要なことがあります。しっかりマーキングしておいて見逃さないようにしましょう。

・筆者の問題提起を押さえておく
「〜とは何か」「〜とか何故か」
こういった表現が出てきたらマーキングしておき、それに対する答えがどこにあるか意識しながら読み進めていくと文の構造が分かりやすくなる気がします。筆者は今これについて議論しているな、ここで話題が転換したな、ということを意識するためにも問題提起があるなら、それをきちんとマーキングしておくことは大切です。

・棒線部言い換え問題について(〜とはどういうことか、というタイプの問題文)
だいたい答えは棒線部の前後にあります。その際に大事なのが、棒線部の正確な言い換えです。ゆみさんのおっしゃる通り、言い換えを押さえることは大事なんですよね。ちなみに、たまに、棒線部が極端に短いことがあります。この際は主語や述語が抜けていたり、何らかの文の要素が抜けているので、それを補うことを忘れないようにしてください。(例として例えば「肉感的な感覚」という棒線があるとしますよね。これはどういうことか説明せよ、と言われた時、解答の構文として【Sが「〈肉感的な感覚〉の言い換え」ということ】という構文をまずつくるのです。

分かりにくい説明だったらすみません。個人的に意識していたことをいくつかご紹介させていただきました。参考になれば幸いです。
ゆみさんは読解法をひとまず理解した状態かと思われるので、問題演習に進んでよいと思います。その際に、学んだ読解法を意識しつつ、また解答例を見ながら何故そのような解答になるのか考えて見直しをすることが大切です。

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