慎重になりすぎて、解くのが遅い。

めい📖投稿 2024/4/1 01:16

高2 理系 長野県

京都大学医学部志望

こんにちは。京都大学医学部医学科志望の高2です。

数学に関して相談です。
模試で数学の問題に取りかかる時、いつも慎重になりすぎて何度も(1)の解答を見直したり、問題文を読み返したりしてしまいます。

当然ですが解く速度も落ち、模試の数学の成績は他教科に比べ劣っています。

どうすれば、この過度な慎重さから脱却できるでしょうか?(時間に追われていなければ実力は出せるので、無意識のうちに自分にプレッシャーをかけているのかもしれません。私だけではなく他の方も同様ではあると思いますが、、)

よろしくお願い致します!

回答

しずく投稿 2024/4/2 09:58

京都大学法学部

めいさん初めまして!
京大法学部のしずくです。
私は理系数学をやっていた身ではありませんが、数学に対する基本的な向き合い方という点からアドバイスさせていただきたいと思います。アドバイスは、京大数学を念頭に置いて話していますが、河合の全統記述模試等々にも通ずるものだと思いますので、参考にしていただければと思います。

数学を解く際の慎重さは大事です。計算ミスはしていないか(特に最初の方で計算ミスしたら後の答えがずれてしまい取り返しがつきません)、記述式の問題で言えばさらに、重大な論証ミスをしていないか、問いに答えているか。それらを見逃して仕舞えば点数がほとんど来ないこともあります。
めいさんは過度に慎重になりすぎてしまうということですが、それは解答や方針が間違っていないか何度も見直してしまうということであっていますか?
そこで、適度に慎重に解こう、ということをアドバイスさせていただきたいと思います。まずいくつか考えて欲しいことがあります。めいさんは数学の問題を解く時、以下のことを意識、または実行しているでしょうか?

①問題に優先順位をつける
これは特に京大数学を解くときに重要な作業です。一問につき最大5分の時間をかけて、問題の難易度を見極めます。これは絶対間違ってはいけない問題、これは間違っても仕方ない問題(正答率が低いであろう問題、やや難や難)というように問題を分類していきます。おおまかな方針立てもこの際にするとよいです。この作業の意義は、ここでの分類が時間配分に関わってくるということです。絶対解けないといけない問題はパパッと片付けて、(表現が難しいですが)何とか方針が立てれる問題、いわゆる差がつく問題に残りの時間を割り振ります。(なかなか方針が立たないような難しい問題も方針立てくらいまでは取り組んでも良いと思いますが解けなさそうならあまり拘りすぎるのはお勧めしません。)
差がつく問題では少々慎重になっても良いと思います。最初に「適度に慎重に」ということをのべましたが、要するに「慎重さに強弱をつける」ということになるでしょうか。差がつく問題は問題文の吟味、解答の方針立て、計算ミスの確認等々慎重に行うとよいでしょう。逆に絶対に解けないといけない問題にはあまり時間をかけないようにしようということです(もちろん中には絶対に解けないといけないけど解くのに時間がかかるものもあります。ここで言うのは、そういった問題であまり慎重に見直しや吟味をしすぎないようにしようということです)

②見直しのポイントを絞る
ただ問題文を読み込んだり、解答を眺めるだけでは無意味に時間が過ぎていってしまいます。あらかじめどういったことを見直せば良いか念頭に置いておくと良いでしょう。例えば私の場合、普段の問題演習で自分が間違いやすい点やよくするケアレスミスをまとめていました。
 例)複素数α=ai+b(a、bは実数)
   →議論するときは分けること!
   ア)実数ならα=α”
   イ)虚数ならα≠α”
とか 
  特性方程式はa(n+1)の係数を1にしてから
など

もしこの2点のことが意識できていなかったならぜひ意識してみてください。もしこの2点を意識しているのにやはり過度に慎重になりすぎてしまうなら、とりあえず時間配分を厳守してみてはどうでしょうか。割り振った時間以上はこだわりすぎない、テキパキ次の問題に進む。こうすれば、過度に慎重すぎる、ということは起きないのではないでしょうか。
アドバイスが参考になれば幸いです。勉強頑張ってください。応援してます!

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