長文の読み方

きのこの山投稿 2024/1/18 07:45

高1 理系 岐阜県

名古屋大学経済学部志望

高1です。英語の長文を読むときに、最近はスラッシュを入れて読むことをやっていて、ある程度模試でも長文は出来たのですが、英語の先生が[共通テストなどは量が多いため速読して、設問の近くだけ読んで答えるようにしていかないと余裕ありません]と言っていました。自分も今日速読して長文解いてみたのですが、[速読]に意識しすぎて文の要旨が掴めずボロボロでした。また、時間はいつもの倍かかってしまいました。それでも[速読]のやり方に変えて”慣れ”ていくべきでしょうか?

回答

reo投稿 2024/1/19 02:00

東北大学文学部

英語の速読力アップや長文の読み方についてですね!

まず共通テストに関してですが、確かに難易度は年々高くなりつつあり、速読力を意識した勉強を継続した上で試験に臨む必要があるのは確かです。しかし、問題に関しては全て読んだ上で回答するのがセオリーですし、部分的に読むのは本番の最終手段です。

私の話にはなりますが、共通テストの問題が全て読めるようになったのは高3の10月、全て理解した上で設問や回答に臨めるようになったのは直前期の12月でした。ですので、焦らず少しずつ力をつけていきましょう。

まず、英単語、熟語、文法の理解度が速読のためには直結します。

文章を読む中で扱われている単語や熟語は全て覚えていますか?
高校の授業で解説された文法は全て理解出来ていますか?

これらに少しでも不安があるようであれば、早く読めるようにはなりません。
少しでも読みながら熟考する時間が発生してしまうようであれば、共通テストの全ての問題を読み切ることは出来ないでしょう。

ただし、必要となる単語や文法のレベルはかなり低いです。
少なくとも、一般受験を志す受験生にとってはつまずいてしまうレベルではありません。

英単語帳であればターゲット1200やシス単2章までを完璧にし、学校指定の文法書を覚えた上で共通テストの過去問や予想問題を計10回以上解いてみてください。恐らく、ほとんど読み切ることはできるようにはなるでしょう。またこの段階で、共通テストの慣れの部分をクリアしているはずです。

次に読解の技的な部分ですが、スラッシュを入れることを意識しながら読むのは悪手です。スラッシュを入れないと読みにくい場合、必要に応じて柔軟にスラッシュの有無を無意識レベルで判断できるようになれれば、それは非常に効果的な読解法になります。

私であれば、カンマがある文章や一文が長い文章にただ闇雲にスラッシュを入れるのではなく、文法・文構造的に要素が分かれる部分(長い主語や要素が多い目的語に当たる部分等)に必要に応じてスラッシュを入れます。読みやすくなるようであれば、カンマ部分等にも入れてはいました。

最後に、音読を強く勧めます。
ただダラダラと音読するのは無駄です。

一度読んだ文章、例えば学校の英語長文の授業で扱われた文章に、スラッシュや括弧を使って文の要素(主語、述語、目的語、補語、その他主節や従属節等)を明確にし、各段落の働きや知らなかった単語・熟語の意味をメモし、重要な文章にはマーカーを引き、
「その文章を読まなくても、メモ書きだけでもはや文章の大まかな流れが分かってしまう」くらいの書き込みを行い、習熟度の深いレベルまで落とし込んだ教材を用いて、頭をフル回転させ、一言一句全ての意味を取りこぼさない位の集中力で音読します。

そうすることで、なんとなく集中力を引き上げなくても良い部分と重要な部分が瞬間的に判断できる力がついてきますし、メリハリをつけた読み方が出来るようになり、英語をいちいち日本語に訳しながら読むのではなく英語を英語のまま理解する感覚が手に入ります。これが、速読にとっては1番の武器になります。

そして、たくさんの問題を扱った経験値と、単語帳等で鍛えた暗記を活用して挑むのが2次試験です。また、これが長文の読み方になるのです。

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