夏にするべき地理の勉強
ノーベル投稿 2020/8/8 20:21
高3 理系 宮崎県
熊本大学医学部医学科志望
地理選択の高3です。国立医学科を目指しています。
地理は全統マーク60点程で、足を引っ張っています。
この夏休みにするべき地理の勉強や、勉強法、こつなどを教えてください!
回答
まかろん投稿 2020/8/9 02:30
大阪大学医学部
はじめまして!勉強お疲れ様です。
※次回からは共通テストになると思いますが、この回答はセンター試験の地理Bを経験した中でのアドバイスになることをご了承下さい。
地理は詳しい知識がなくても一般常識を使って考察すれば解ける問題もあり、ある程度の点数は安定してとることが出来ます。ただ、知ってる知識を使って考察が必要な教科であるが故に、歴史系の教科に比べて満点を取りにくい教科でもあります。つまり、ある程度の点数までは比較的簡単に取ることができますが、そこから点数を伸ばしていくことが難しい教科です。
センター試験の地理には60点と85点に大きな壁があります。
①〜60点:基本的な地理の知識が足りていません。教科書や参考書等を使って勉強し直して下さい(私は主に「地理Bの点数が面白いほどとれる本」を使っていました。)
②60〜85点:演習が足りていません。過去問等を使って演習を重ねて下さい。
③85点〜:ここからは安定させることは非常に難しいです。知らない知識が出てきたら、都度復習していって下さい。
国立医学科志望でしたら、夏休みに85点の壁を何回か越えられるようになれれば上出来だと思います。このあとはまた12月くらいから、練習していけば良いと思います。
ノーベルさんは①はクリアしていて、おそらく②の段階ですので、ここの勉強法について詳しく説明していきます。
先程も述べましたが、地理は知識加えて考察が必要な教科ですので、演習量が大きく点数にあらわれるようになっています。膨大な量の教科書や参考書等で隈なく知識をいれるより、早い段階から(地理の場合は60点ほどとれるようになれば)演習に手をつける方が圧倒的に効率よく点数を伸ばすことができます。
②の段階での勉強の基本的な流れはこうです。
1.過去問や模試の問題を1年分解く。
↓丸つけ
2.解けなかった問題は勿論、解けた問題も含めて解説を隈なく読み、知らなかったことをチェック。その範囲に苦手意識があれば、教科書や参考書等を読み返す。
この繰り返しだけです。
ただ大事なポイントは2点あります。
1点目は何回も同じ問題に取り組むということです。私は赤本に載っていた過去問と今まで受けた模試の問題を合わせてセンター試験までに3周以上し、ほぼ全ての問題の解説のポイントを解いているときに思い出せるところまでやりこむことで、92点を取ることが出来ました。同じ問題に複数回取り組むことによって、センター地理のそれぞれの単元で聞かれやすいところや、聞かれ方の傾向を知ることができ、効率良い点数アップに繋がります。
2点目は解説を読むということです。教科書や参考書等は知識が主に載せらせています。考察の仕方はあまり詳しく載っていないことが多いです。解説はそこにフォーカスしていることが多いですので、解説をしっかり読み込んで、考察力を鍛えるようにして下さい。
夏休みの段階ではありますので、3周までする必要はありません。過去問の直近10年ほどは本番直前で取り組むことが多いですので、それより過去の問題と模試の問題だけ、夏休み中は3周取り組むなどするのが良いかと思います。
地理は満点が取りにくい分最後まで苦戦する教科ですが、夏休みの段階で少しでも荷が軽くなればと思います。頑張ってください!