青チャートの進め方
Natsu投稿 2018/5/22 22:11
高2 理系 神奈川県
筑波大学志望
高2国立志望の理系です。
青チャートIAとIIBを今年やろうと思うのですが進め方を教えてください。
学校では4stepを使っていて、今は授業が終わるたびにその範囲の4stepをやり、テスト前には3周ほどしています。
青チャートと4stepとは似ている問題もあると思うのですが、その二つの問題集をどう使い分けていけばいいでしょうか。
スタディサプリを使って、IIBとIIIは予習して行く予定で、青チャートをスタディサプリの進度に合わせるのもいいかなと思っています。
また、青チャートは例題のみ何周もやるべきでしょうか?
回答よろしくお願いします!
回答
クウルス投稿 2018/5/26 16:32
京都大学工学部
高校時代に質問者様と同じ
4stepと青チャートを使っていた者です。
テスト前に3周やるってすごいです!
私、高校時代はテスト前に一周やるので精一杯でした。。。
二つの問題集の使い分けについてお話しする前に、大学受験数学で必要な4つの要素を分解してお伝えします。
①理解
②計画
③実行
④検討
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【①理解について】
問題が何を問うているのかを正しく理解する力のことです。
全く手がつけられない問題はこの段階でつまづいていると言えます。
【②計画について】
何に到達したらいいかというゴールを「理解」したら、そのゴールにたどり着くためにすべきことを考えていきます。いわゆる逆算思考で問題を解く計画を立てます。
【③実行について】
実際に解答の文章を作成していくところです。
【④検討について】
実行したことが妥当かどうかを確かめる段階です。小中学生によく言う「見直し」だと思ってください。
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学校の定期テストは、問題集で訓練してきた③の実行力が試されていることが大半です。
③を鍛える教材は4stepが向いています。
①②④を鍛える教材は詳細な解説や問題パターン別の着眼点がまとめられている青チャートが向いています。
(青チャートだけでも③は鍛えられますが、問題数が多いのは4stepのため、こちらをゴリゴリやる方が速いです)
高2の段階では、まず③を鍛えることが大事です。
小2が九九を必死で覚えるのと同じ感覚で③を鍛え上げていきましょう。
学校の定期テストをしっかりクリアしていくことが指標になります。
しかし、③の練習だけでは①②④が求められる難易度の高い模試においては点数が伸びにくいと思うので、主に模試の復習の際に青チャートを併用すると良いです。
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スタディサプリと青チャートを併用して予習を進めるのも良いと思います。
優先順位は③の訓練が先なので、余裕があれば取り組むといった形で良いと思います。
チャート1周目は例題の解答をひたすら写経しましょう。
チャートの解答は良質なもので、数学の解答文章の勘所がつかめます。
2周目以降に、①②④を意識した形で取り組めば良いと思います。
京大の先輩のロザン宇治原は青チャートを5周取り組んでいたそうなので、参考までに。