現代文の勉強の仕方
Meru投稿 2017/10/28 14:13
高2 理系 千葉県
東京大学志望
高校1年生です。現在現代文の参考書を使って勉強しているのですが、1度解いた問題は時間をおいて何回か解いたほうが良いですか?また、もう1度解いた方が良い場合、文章に引いた線や書き込みなどは消したほうが良いですか?
回答
ひこにー投稿 2017/10/29 12:24
東京大学理科一類
現代文の勉強の仕方について僕の見解をご説明します。
まず、質問に対する回答を最初に申し上げると、「繰り返し何回も解く必要はない」です。
現代文において、核となる勉強は、言わずもがな問題演習とその解答を模範解答と照らし合わせることです。その過程において、何を培っているかといえば、とりわけ東大現代文において顕著ですが、
・問題文における筆者の多くの場合ただ1つの主張を正しく読む力
・傍線の引き方から出題者の意図を読む力
・設問文から出題者の意図を読む力
要は、文字の向こう側にいる初対面のおじさんたちの言いたいことを汲んであげるのが現代文です笑
おじさんの意図を汲む練習をするのに、昔から一緒にいる自分のお父さんを使ってもしょうがないとは思いませんか?
飲食店などでバイトして、次々にいろんなおじさんに会う方がはるかに効率的です。
比喩はこのくらいにしておいて、現代文で起こるミスは全て「誤解」です。その誤解を解く必要はもちろんあるのですが、それによって理解した筆者の主張、出題者の意図をもう一回初見のふりをして解いても、しょうがないです。むしろ、自分に現代文の力がついたと勘違いしてしまいます。解き直しではなく、単純に「問題文を読み、その後正答と誤答を見比べて検討する」復習を行いましょう。
余談ですが、現代文の対策を本格的に始めるのは、高2の半ばからで十分間に合います。高1から高2までは英数を徹底的に鍛え上げることを優先しましょう。
検討を祈ります。