英語を読む時の頭の中

慶應浪人投稿 2024/6/2 08:42

浪人 文系 長野県

慶應義塾大学法学部志望

慶應志望の浪人生です。
英語を読む時の疑問なのですが、早慶を受かる方って英語を英語のまま理解して読んでいるんですか?
それとも塊ごと日本語に訳して読んでいますか?
英語を英語のまま理解するためには速読英単語などで精読したあと読みまくればできるようになりますか?

回答

わらび餅投稿 2024/6/3 01:51

一橋大学社会学部

初めまして。2024年度入試で慶應商学部A方式に合格した者です。自己採点では150〜160点(200点満点)ぐらいでした。慶應は学部ごとに問題が違うので法学部の英語に関しては把握していませんが、英語は透視図や、やっておきたい1000ぐらいまではやっていたので参考になれば幸いです。

結論から言うと、英語を英語のまま理解して読んでいました。これに関しては感覚の側面が大きいため上手く伝えられるか分かりませんが、私は英文解釈→長文読解の移行期でこの感覚が身につきました。まず、解釈の段階では英文を和訳して勉強していました。理由としては構文がしっかり取れているかの確認がしやすいからです。そして、長文読解は学習初期では解釈の復習も兼ねて塊ごとに区切って読んでいましたが、慣れてくると英文のまま理解できるようになりました。

英文のまま理解するかについては個人差がありますが、周りで英語が得意だった人は皆そうしていた印象です。一方で塾講師の方には和訳しながら読むのが良いと言う方もいます。しかし、個人的な意見として、慣れるまでは和訳しながら読んで、慣れてきたら英文のまま読めるようにしたほうが良いと思います。理由としては、近年、入試英語長文の語数が増加傾向にあることが挙げられます。共通テストにも言えることですが、慶應の英語は試験時間に対して長文の語数が多く、いちいち訳して読んでいたのでは解き終わらないと思います。私自身、読解速度が遅い方だとは思いませんが、英文のまま理解して読んでも慶應の入試本番は見直し含め10分弱しか余りませんでした。

次に、どうしたら英文のまま理解できるかについてですが、やはり慣れだと思います。私は大学でも英文を読む機会は多いですが、ほとんど構文を意識せず読んでいます。しかしそう言われても困ると思いますので、私なりの考えを書きます。

いわゆる英文のまま理解できる人は、次にくる内容を瞬時に予測して読んでいるのだと思います。例えば、名詞の後にwhichがきたらその名詞の説明が続くな、という感じです。このぐらいであれば質問者さんも自然とやっている可能性が高いと思うので、あくまで例です。この「瞬時に、自然と」の解釈がどのような文章でもできるようになると、英文のまま理解できるようになる、という考えです。

さらに、そういう人たちは単語や熟語のイメージをもっているのだと思います。例えば、Howeverであれば逆説表現の典型ですが、Howeverの字面で逆説という概念を捉える感じです。つまり、However→しかしながら、という風にいちいち直さずに、イメージとして捉えます。質問者さんがこのようにイメージで捉えるということを意識しているかは分かりませんが、これが自然に出来るようになり、先ほどの解釈もできるようになれば、頭の中で和訳する必要はなくなります。

ここまで書いてきましたが、以上のことを実践するには、まず前提として単語や文法、構文解釈のしっかりとした素地が必要です。そこはもう一度不備がないか確認してください。

練習についてですが、速読英語必修編は私も使用経験があり、多読に最適です。先ほどの2点のイメージを掴むには、速単の文章を意識せず読めるようにすることが近道だと思います。ぜひ使い倒してください。

最後に、逐一和訳するのは京大の難しい和訳問題などには有効ですが、語数が増加傾向にある近年の読解問題では英文のまま理解する読み方を強くお勧めします。頑張って慣れるようにしてみてください。

以上となりますが、お役に立てれば嬉しいです。質問などあれば遠慮なくお願いします。頑張ってください!

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