スキマ時間の学習について

しふぉん投稿 2017/11/13 17:53

高1 理系 青森県

北海道大学志望

講演でスキマ時間で勉強している人ほど合格しているというお話を聞いたのですが、私は毎日バスの中で漢文や英単語を勉強しているのにも関わらず身についていないので、何故なのか考えてみたところ、ただ読んでいるだけだからだと思いました。せっかくスキマ時間を使っているのに身につかないのは悔しいので、書かなくても力になる勉強を教えてください🙏

回答

ひこにー投稿 2017/11/13 18:20

東京大学理科一類

確かに、「スキマ時間を笑う者はスキマ時間に泣く」と言えると思います。

しかし、スキマ時間での勉強は、集中がとてもしにくい。
そもそも、集中力とは「視野を狭めて、自分が向けることのできる注意の全て(これらは通常は身の回りの危険に向けられている)をある一つのことにフォーカスする能力」です。通学は、少なくとも部屋の中で机に向かっているときよりは圧倒的に危険にあふれていますから、それらを避けるため、「本能的に」集中しにくいのです。

なので、集中力を高めなくてもできる勉強しか、通学時間にはできません。
漢文や英単語を勉強されるという場合も、新しい句法や、新しい単語を覚えることは、電車やバスの中では出来ません。
そういった新しいことを学ぶ「攻めの勉強」は静かな室内でやるに越したことはありません。そして、学んだことを復習する「守りの勉強」は、比較的集中しなくてもすることができます。

これは個人的な意見かもしれないんですが、復習って、その日に習った内容を帰り道に頭の中で振り返るだけでもかなりの効果があると思うんですね。参考書を開いたり、ペンを握ることだけが勉強ではないです。

なので、通学時間の勉強は、参考書は「実際に読む」というよりは、「前もって勉強しておいたページを開いて、流し読みすることで記憶を辿る(つまり復習する)」というのが実際のところなのではないでしょうか。
こうすると、英語や漢文以外の科目も通学時間に勉強(復習)することが可能になるでしょう。

重要なのは、通学時間だけで完結する勉強をしないこと。通学時間はあくまで机の前での勉強の補助にすべきです。

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